リコー、SMB向けに仮想化サーバの運用保守サービスを提供

富永恭子(ロビンソン)2010年08月04日 16時41分

 リコーは、ITサービス総合メニュー「ITKeeper」に「エンタープライズマネージドサービス 仮想化バリューパック」を追加し、8月5日に発売することを発表した。

 仮想化バリューパックは、中堅中小事業所向けに仮想化サーバの運用と保守をパッケージ化したサービス。マルチベンダー環境に対応し、ユーザーのサーバ仮想化環境にあわせて4つの基本メニューモデルを用意。基本サービスは「管理」「定期点検」「ハードウェア個別運用」「障害切り分け」「障害復旧」の5サービスをパッケージとして提供する。

 管理サービスでは、システム構成情報や問い合わせおよび障害対応情報の一元管理する。定期点検サービスでは、リコーテクノシステムズのカスタマーエンジニアが訪問点検を年2回実施し、サーバシステムの構成情報や稼働状況、エラーログなどを定期的に点検する。ハードウェア個別運用サービスは、ハードウェア交換時の設定変更や再インストールを実施する。障害発生時には、障害切り分けサービスおよび障害復旧サービスにより、原因の切り分けから復旧支援までをワンストップで提供する。

 基本メニューモデルの制限を超えるOS数に対しては、OSごとに基本サービスと同様のものを追加する「ホストOS追加」および「ゲストOS追加」、ゲストOSごとにバックアップデータを用いてファイル単位でのリストア作業を実施する「ファイル障害復旧サービス」、対象機器のゲストOSに対して稼動監視とリソース監視を提供する「監視サービス」、定期リブートやテープ交換などの代行作業を実施する「運用代行サービス」など、5つのオプションメニューにより、ユーザーの要望に応じて提供する。

 仮想化バリューパックは、リコーITソリューションズまたはリコーテクノシステムズが構築したシステム環境であること、バックアップ環境が構築されていること、サーバハードウエアの保守契約を締結していることが、契約の対象条件となる。基本メニューのモデル別提供価格は、それぞれ税別で「NSエントリー」モデルの場合、初期費用が29万8000円、保守運用費は年額39万8000円から。初年度の契約時には、初期費と保守運用費が必要となる。リコーは、2010年度中に180社への提供を目指しているという。

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