Ford Motorは米国時間4月21日、現在製造されている各同社製自動車において85%(重量ベース)がリサイクル可能になったと発表した。
何年も前からリサイクルされてきた通常の自動車部品に加えて、Fordは特定車両の部品に持続可能や原料やリサイクルされた原料を採用してきた。
Fordの統計結果によると、同社は使用済みのリサイクルプラスチックから製造されたスプラッシュシールドやエンジンカバーなどの部品を使うことにより、約2500万〜3000万ポンド(約1万1340〜1万3608トン)のプラスチックが投棄されるのを防いだという。
例えば、2010年型「Taurus」は大豆とバイオマスベースのフォームから製造されたシートクッションとシートバック、ヘッドレストを採用した11番目のFord車となる。既に同様の素材を採用しているFord製自動車には、「Mustang」「F-150」「Focus」「Flex」「Escape」「Expedition」「Econoline」「Mercury Mariner」「Lincoln MKS」「Lincoln Navigator」などがある。
FordはEscapeとEscape Hybridでは、リサイクルされた糸を原料とするシート生地も使っている。また、2010年型Flexのゴミ箱は、麦わらで補強されたプラスチックを原料としている。同社の最終的な目標は、石油を原料とするプラスチック製部品を全く使用せず、完全に堆肥にできるプラスチックを使った自動車を製造することだ。
Ford Plastics ResearchのテクニカルリーダーであるDebbie Mielewski氏は「天然繊維補強プラスチックと植物ベースのポリマー樹脂は完全に堆肥にできるので、二酸化炭素排出量の削減に寄与する。そして、場合によっては重量も削減できるので、燃費の向上にもつながる」と声明で述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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