これで仕事がサクサク進む--作業を効率化するフリーウェア6選

 仕事の進め方は人それぞれ、好みの環境も人それぞれ。BGMがなければダメという人がいる一方で、無音に近い状態を好む人も。しかし、環境の良し悪しが作業効率に影響することは万人に共通するはず。どの環境が自分にとってベター、ベストな環境なのかと試行錯誤することも決して無駄ではない。日中多くの時間をともに過ごすPCのデスクトップは、その環境のなかでも特に「事業仕分け」が必要な分野といえる。

 ここでは、作業効率化に役立つフリーウェアを6つピックアップして紹介する。まだ1月半ば、ここで足下を見直し効率化を進めておくと、ふと気がつけば仕事がサクサク進んでいた1年になるかもしれない。

  • Xkeymacs
  •  仕事の道具選びは、道具それ自体の完成度もさりながら、「手慣れた」ものであることも重要なポイント。しかし、自分の意志でOSやユーザーインターフェースを選べないとしたら……せめて手慣れたキー入力環境があれば、作業効率も上向くというものだ。

     ここに紹介する「Xkeymacs」は、GNU Emacsの操作体系をWindows上に再現するフリーウェア。メモ帳からMS-Officeまで、あらゆるWindows用アプリケーション上でEmacsのキーバインドが利用できるという優れものだ。Emacsに慣れ親しんだユーザーならば、たとえWindowsであってもサクサク仕事が進むこと請け合いだ。

     詳細はSoftware Re:Sourceの「Xkeymacs」へ。

  • Texter
  •  日本語IMEなどインプットメソッドの利点には「単語登録」があるが、改行を含む文字列は登録できないことが一般的。自分の住所や「いつもお世話になっております。○○の△△です」などといった文は、IMEで変換して入力することは難しい。

     そこで利用したいのが「Texter」。住所や時候のあいさつはもちろん、CSSやJavaScriptなどのコードに至るまで、複数行にまたがる定型文を短い英数字だけで入力できる。残念ながら現行バージョンはWindows 7に対応しないが、以前のバージョンのWindowsを利用しているのであれば、試す価値は大だ。

     詳細はSoftware Re:Sourceの「Texter」

  • Flexible Renamer
  •  デスクトップ検索ツールの普及で探しやすくなった「ファイル」だが、適当に命名したばかりに発見に手間取ることもある。結局のところ、利用目的や作成日時などの情報をファイル名に含めておくほうが後々の負担にならないことは、読者諸兄も経験則として理解していることだろう。

     ここに紹介する「Flexible Renamer」は、ワイルドカードはもちろん正規表現を駆使してファイルリネームを一括処理できる。対象はファイル/フォルダのみならず、EXIFやID3タグなどのメタ情報もOK、効率的にリネーム作業を進められるはずだ。

     詳細はSoftware Re:Sourceの「Flexible Renamer」

  • MassiGra
  •  Mac OS X 10.5(Leopard)以降には、ファイルを選択した状態でSPACEキーを押すと、その内容を瞬時にプレビューできる「QuickLook」という機能が搭載されている。主要なファイルフォーマットをサポート、アプリケーションを起動することなく内容を確認できるので、待たされることがない。特に画像の内容を確認するとき便利な機能だ。

     残念ながらWindowsに同機能はないが、フリーな画像ビューワー「MassiGra」を利用すると、画像が表示されるまでの(体感)タイムラグはかなり短縮できる。さらに「AutoHotkey」を組み合わせれば、Quiklook的な操作体系も実現できる。Susie Plug-inで対応する画像フォーマットを追加できることもメリットだ。

     詳細はSoftware Re:Sourceの「MassiGra」

  • かざぐるマウス
  •  デスクトップの作業効率化といえば、ショートカットの活用などキーボードの利用を前提に想像してしまいがちだが、マウスやトラックパッドにも活躍の余地はある。

     この「かざぐるマウス」は、マウスの振る舞い(ジェスチャー)をシステムやアプリケーションの機能に関連付けることで作業の効率化を目指す。FirefoxやGoogle Chromeなどのウェブブラウザにも対応、設定次第ではアプリケーション使用時のムダが大幅に減ることだろう。

     詳細はSoftware Re:Sourceの「かざぐるマウス」

  • QuickSilver
  •  Mac OS X向けの作業効率化ツールは、やはり「QuickSilver」が定番だ。マウスを利用した操作に頼りがちなMacだが、このツールがあれば2〜3のキーをタイプするだけでアプリケーションを起動、ファイルを開くなど一連の作業を処理できる。プラグイン機構による拡張性も備えているので、こちらの記事のように、Twitterでつぶやくことも可能になる。インターフェースをキーボードに集中して作業効率化を図りたい、というユーザーにお勧めだ。

     詳細はSoftware Re:Sourceの「QuickSilver

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