France Telecom、幹部によるアップル製タブレットの存在示唆を否定

文:Erica Ogg(CNET News) 翻訳校正:編集部2010年01月12日 11時14分

 Appleはタブレットに関して何も正式に言及していないが、ほかの多くの人々はさまざまなことを話している。

 France Telecom/Orangeの幹部であるStephane Richard氏も、そうした人々の1人になった。Richard氏はフランスのラジオ局Europe1とのインタビューで現地時間1月11日、ジャーナリストであるJean-Pierre Elkabbach氏の一連の質問に回答し、Apple製タブレットの存在を認めているような印象を与えた。

 インタビューは次のような内容だった(筆者は仏英翻訳に「Google Translate」を使用)。

 Elkabbach氏:「週刊誌のLe Pointによれば、御社のパートナーであるAppleが数日中にウェブカメラを搭載したタブレットを発表するそうだが」

 Richard氏:「それは事実だ」

 Elkabbach氏:「Orangeのユーザーもその恩恵を受けられるのか」

 Richard氏:「もちろん」

 これが確かな事実確認であると断定できない、いくつかの理由がある。Appleのパートナー(France Telecom/Orangeは「iPhone」ワイヤレスサービスのプロバイダーである)がこうした重大な過ちを犯すのは意外なことだが、過去に前例がないわけではない。さらに、意図的なリークであった可能性もある。その上、「数日」というのは1週間以内ということだ。過去の報道では、Appleが大きな発表を行うのは1月の26日か27日で、少なくとも2週間後だと伝えられている。

 しかし、Richard氏の答え方は、複数の意味に解釈することも可能である。インタビュアーのElkabbach氏が尋ねた最初の質問に対し、Richard氏は「それは事実だ」と答えたが、同氏はApple製タブレットの発表予定が事実であると認めたのかもしれないし、あるいは、Le Pointがそれを示唆したこと認めているだけなのかもしれない。

 太平洋標準時間午前11時15分更新:France TelecomはpaidContentに対し、誤解を解くための明確な説明を行った。Richard氏によれば、同氏はApple製タブレットに関するうわさがあることを認めただけだという。

 「これらの回答は、OrangeがうわさのApple製タブレットの存在を認めたことを示すものでは決してない。Richard氏は、タブレット発表に関する憶測の存在を認識していること、そして、そうした製品が本当に登場するのなら、それはOrangeにとって良い知らせだということを認めたにすぎない」(France Telecom)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

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