「Windows 7を業界はどうみる?」--周辺器機メーカー編

 「Windows XP」の発売から約8年、「Windows Vista」の発売から約3年を経て、ついに発売された「Windows 7」。その魅力やPC市場・業界へのインパクトについて、周辺器機メーカーのリーダーに聞いた。(企業名の五十音順・敬称略)

  • 平野義久
    平野義久 (アイ・オー・データ機器 執行役員 第1開発本部長)

     アイ・オー・データ機器では、Windows 7でも安心して弊社製品をお使いいただけるよう積極的に対応を進め、主力・新製品を中心にすべてのカテゴリで合計300種類以上の対応(一部予定)を発表しております。

     中でも、Windows 7のマルチタッチ機能に対応したフルHD対応マルチタッチ液晶ディスプレイ「LCD-AD221FB-T」は、指で直感操作ができる新感覚の入力デバイスです。画面を見ながら画像に手を触れて拡大縮小・回転などの操作を手軽に行うことができるので、ビジネスツールの編集から新感覚のゲームまで、Windows 7を幅広く愉しんでいただける製品と期待しております。

     その他、Windows Media Center対応のデジタル3波TVキャプチャ「GV-MC7シリーズ」および専用リモコン「GV-MC7/RCKIT」では、「パソコンでテレビ」を実現する環境をご提供いたします。今後もWindows 7をより快適にする周辺機器を投入し、便利で快適なデジタルライフをご提案することで、市場を盛り上げて参りたいと思います。

  • 中野修義
    中野修義 (エプソン販売 取締役 マーケティングセンター長)

     Windows 7の登場で、パソコンの仕様環境がより快適になり、生活や仕事におけるパソコンに接する時間の占有率が高まるでしょう。これにより当社が販売しているプリンターや、スキャナなどの使用頻度も向上すると期待しています。使用頻度が高まれば、本当のプリンタやスキャナの価値を感じていただけるものとして期待しております。

     また、ネットブックも一層普及し、家庭内での1人1台のPC化、家庭内でのネットワーク化が進み、より生活の中で、密着して当社商品がお役に立てるものと期待しています。

  • 山田哲也
    山田哲也 (サンワサプライ代表取締役社長)

     各メディアでも報じられている通り、Windows 7は従来のOSよりもパフォーマンス・ユーザビリティともに大きく改善されていると思いますので、非常に期待しています。

     昨今の景気低迷により、PCおよびPC周辺機器市場は厳しい状況が続いていますが、Windows 7の発売に合わせて市場は再び盛り上がっていくと思いますので、弊社でもWindows 7をより快適に、また便利に使える周辺機器を提供していきたいと思います。

  • 古川正浩
    古川正浩 (シグマA・P・Oシステム販売 企画開発部)

     【Windows 7】は発売前より、さまざまなメディアで取り上げられており、前評判の高さに盛り上がりを感じています。Vistaに比べて少ないリソースで軽快に動き、過去の Windowsに比べ格段に評判が良いようです。

     一般ユーザーからハイエンドユーザー層まで、デジタル放送や通信サービス、多くの新機能が含まれることで、年末に向けたパソコン周辺機器の需要増も大いに期待するところです。幣社では、Windows 7発売とほぼ同時期に、Windows 7に対応した、モバイルユーザー向けの超小型レーザーマウス(有線・無線)を発売する予定でおります。

  • 豊岡誠史
    豊岡誠史 (バッファローコクヨサプライ 代表取締役社長)

     Windows 7を簡単に表現すれば、誰にでもオススメできる簡単で軽快な新しいOSだと思います。フリーソフトにあるような「あったら良いな」と思える機能を最初から搭載している点は嬉しいですね。

     周辺機器メーカーとしましては、今回のWindows7から64bit版の搭載率が高くなっていますので、製品の64bit対応を積極的に推し進め、ユーザー様に弊社製品を安心してご購入いただけるようにいたしました。

     具体的には、ゲームパッドのBSGP1203シリーズではWindows7RTMに対応したドライバーを8月末にいち早く公開し、カードリーダーを高速化するTurboUSBもWindows 7に対応した最新版を弊社ウェブページにて公開中です。

     簡単で軽快なWindows 7を、さらに楽しく快適にお使いいただける製品を続々と提供して参りますので、今後ともバッファローコクヨサプライ製品をよろしくお願いいたします。

  • 高橋宏明
    高橋宏明 (プリンストンテクノロジー SAT部 副部長)

     弊社ではすでにWindoes7の検証を行っており、OS依存のあるほぼ全ての製品がWindows7対応となる予定です。マルチタッチ機能などの新機能に対応したデバイスのリリースも考えております。

     また、64bit OSへのシフトが増える事が想定されるので、大容量メモリモジュールの需要も増えると見ています。Winsows 7は前評価が高いようですので、Vistaを買い控えていたユーザーの買い替え需要が多いのではないでしょうか。

     弊社はWindows 7に期待しています。

  • 嘉本秀年
    嘉本秀年 (ワコム コンポーネント統括担当執行役員)

     Windows 7は、日常生活の中でPCを便利に使えるようにしてくれます。これに対して当社は、Windows 7を搭載するノート型PC向けに、マルチタッチセンサシステム「Wacom Feel IT Technologies」を提供しています。

     このシステムはWindows 7のマルチタッチ機能に対応して、ディスプレイ画面に複数の指で直接触れることで直感的にPCを操作することを可能にします。当社の技術を使っていただくことで、世界の誰もがPCを自然に、直感的に、そして楽しんで使っていただけることをお約束します。

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