トレンドマイクロ、未知の不正プログラムを検知する企業向け製品の新版を発表

 トレンドマイクロは10月20日、企業向けセキュリティソリューションの新バージョンとして「Trend Micro Threat Management Solution 2.5」(TMS 2.5)を11月18日に販売開始する。緊急通知機能を追加したほか、不正プログラムのクリーンナップ機能を強化した。今後1年間で3億円の販売を目指す。

 Trend Micro Threat Management Solutionは、企業内ネットワークにおいて不正プログラムが引き起こす疑わしい挙動を検知、分析し、レポートを提供する「Trend Micro Threat Discovery Suite」と、感染活動の追跡調査による原因分析と復旧処理をする「Trend Micro Threat Mitigation Suite」で構成されるセキュリティソリューション。

 疑わしい挙動をもとに不正プログラムを検出するため、パターンファイルに登録されていない未知の不正プログラムも検知することが可能。また、クライアントにソフトウェアをインストールせずに不正プログラムを検知するため、ソフトウェアのインストールが禁止されている端末や、古いOSなどが搭載されたレガシーシステム環境、組み込み型のOSを利用している産業用端末においても使えるという。

 TMS2.5では、特に危険性が高い挙動を検知した際にトレンドマイクロから緊急通知を発信する機能や、ウイルスの解析に必要な情報を収集して自動的にトレンドマイクロに送信し、解析や緊急パターンファイルの作成を要請する機能を追加した。

 また、従来のハードウェアアプライアンス版に加え、仮想化対応のバーチャルアプライアンス版のネットワーク監視センサーを新たに用意している。なお、価格は以下の通りとなっている。

  • Threat Discovery Suite
    • ネットワーク監視センサー
      Trend Micro Threat Discovery Appliance:378万円
      Trend Micro Threat Discovery Virtual Appliance:126万円
    • 分析・レポートサービス
      Trend Micro Threat Management Services:405万900円(501〜1000ユーザー利用時)
  • Threat Mitigation Suite
    Trend Micro Threat Mitigator:102万9000円
    Trend Micro Threat Management Services for Mitigator:204万7500円

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