パスワードを123456にしていませんか

エフセキュアがパスワード設定を見直すよう注意喚起



パスワードがサイバー犯罪者の手に渡ると金銭的な損害を招くだけでなく、他のオンライン犯罪に悪用される恐れがあります。エフセキュアは、堅牢なパスワードを設定するよう、改めて注意喚起しています。


フィンランド、ヘルシンキ発 ―2010年6月16日:
パスワードは非常に重要な情報で、扱いを誤ると経済的な災害を招きかねません。人によっては、堅牢なパスワードを設定する習慣を心がけているようですが、驚くことに、未だに多くの人々がひとつのパスワードを使いまわしているということが明らかになりました。

エフセキュアがドイツ、スウェーデン、イギリスの3カ国で行った市場調査 (※1) で、対象者であるネットユーザの20%が、オンラインバンキングで使うものであろうと、ネットゲームで使うものであろうと、ひとつのパスワードを使いまわしていると回答しました。また、パスワードをポストイットなどに書き留めているとの回答が約20%に上る一方で、回答者の約8%はパスワードを忘れてしまう為、ログインする度にパスワードを変更していると回答しました。

エフセキュアが7カ国で行った別の市場調査で (※2) は、回答者のおよそ半数が携帯電話端末にパスワードを設定していました。中でもイギリス人とアメリカ人は意識が低く、イギリスでは27%が、アメリカでは13%が携帯電話端末にパスワードを設定していると回答している一方で、ドイツ人は最もセキュリティに関して意識が高いく、68%という結果になっています。

エフセキュアのセキュリティ研究所でセキュリティ アドバイザを務めるショーン・サリバンは、次のように述べています。「最近のオンラインサービスの多くは、利用する度にユーザにログインを要求するため、パスワードを使いまわしている方もいるかもしれません。しかしこれこそが、オンラインで被害に遭う最も大きな原因なのです。なぜなら、サイバー犯罪者は、そのような習性を利用して、次々に新しい手法を使ってユーザのパスワードを狙っているからです。」

ユーザ名とパスワードの確認を求める偽メールは、サイバー犯罪者の常套手段のひとつで、オンラインバンキングの詳細や個人情報を盗む際によく利用されます。またFacebookなどのSNSの急成長にともない、Facebookがサイバー犯罪者が個人情報を盗み取る為の恰好の場になってきています。サイバー犯罪者たちは、Facebookのアカウントを不正利用することで、E-mailアドレスや、個人情報を入手しています。もし、ユーザがFacebookと同じパスワードを他のオンラインサービスのログインに流用しているとしたらどうでしょうか。大きな損害を被るのは明らかです。

ショーン・サリバンは、最後にこう付け加えています。「パスワードを設定する際、誕生日や名前、またはニックネームなど、SNSで公開している個人情報に含まれる文字や数字を絶対に使用してはいけません。ネット上のリスクを少しでも軽減するためにも、パスワードを改めて見直してください。これは、個人的な情報を開示しているすべてのオンラインサービスで有効な方法です。」

堅牢なパスワードを使用し、サイバー犯罪者の手口を知っておきましょう。さらに、ビジネスやオンラインバンキング用のE-mailとSNS用のE-mailを別なものにしておくことも有効です。もちろん同時に「エフセキュア インターネット セキュリティ 2010」などの統合型セキュリティソフトを入れ、マルウェアの感染を防ぐのも大切です。


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リンク


(※1) この調査は、2010年4にエフセキュア・コーポレーションがGfk (Computer Assisted Web Survey) を通して行ったもので、イギリス、スウェーデン、ドイツの3カ国でそれぞれ約1,500名がE-mail経由で回答したものをまとめたものです。

(※2) この調査は、エフセキュア・コーポレーションが第3者機関のZoomerangを通して2010年5月に、アメリカ、ドイツ、イギリス、フィンランド、スウェーデン、ポーランド、マレーシアの7カ国で行ったもので、200名ずつ計1439名を対象にインターネットで集計したものをまとめたものです。


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