医療費の負担、6割の人が「受益者負担」を支持 「軽症患者の救急車利用一部有料化」についても7割の人が容認
報道関係者各位
平成22年2月1日
株式会社クロス・マーケティング
(東証マザーズ 3629)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
医療費の負担、6割の人が「受益者負担」を支持
「軽症患者の救急車利用一部有料化」についても7割が容認
「“病院選び、病院利用”における利用者満足度および利用の実態について
~全国医療機関利用実態調査2009~」の調査結果を一部公開
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■ 要約 ■■
マーケティングリサーチを行う株式会社クロス・マーケティング(代表取締役社長 五十嵐 幹 東京都中央区 )が運営するレポート販売サイト「NS-Shop」(リンク)は、過去1年以内に医療機関を利用した日本全国の18歳以上の男女およそ1,200名を対象に、現代の医療問題及び医療機関利用に関する意識調査を行い、その調査結果を一部公開致します。
尚、調査結果につきましては「“病院選び、病院利用”における利用者満足度および利用の実態について~全国医療機関利用実態調査2009~」としてレポートにまとめ、レポート販売サイト「NS-Shop」(リンク)において販売しております。
詳細ページ: リンク
■■ 調査背景と結果 ■■
2009年9月に厚生労働省が発表した「国民医療費の概況」によれば、2007年度の国民医療費は、過去最高額の34兆1360億円を記録し、対国民所得比も9.11%と過去最高となりました。
国民医療費の増加による国家財政の圧迫が問題視される一方で、地域医療格差や深刻な医師不足による医療現場の負担増などから、医療の質と安全を保つために、診療報酬の改定についても議論が行われています。
このような様々な医療問題や、昨今の医療への関心の高まりを踏まえ、株式会社クロス・マーケティングでは、現在の国民の医療に関する意識調査を行いました。
その結果、「医療費の負担」については、約6割の人が受益者負担の考え方で
あり、「治療・診察を受ける本人がある程度の医療費を負担するのは仕方がない」
という考えを支持していることが分かりました。
また、軽微な病気・ケガで、安易に救急車を呼んでしまい、重傷者への救急車が遅れている問題について、「安易に救急車を呼ばせないために、救急車の一部有料化などの対策をした方がよい」という、救急医療の軽症患者からの特別料金徴収について容認する考えを持った回答者が7割に上ることが分かりました。
-------------------------------------------------------------------------
Q.医療費の負担について、次のAとBの選択肢のうちから、ご自身の考え方により近い方をお答えください。
A:医療といえど、受益者負担の考え方は必要。 治療・診察を受ける
本人がある程度 の医療費を負担するのは仕方がない。
B:医療は等しく全国民が無料もしくはそれに近い一定の負担で受けられる
方がよい。
医療費は国の財政や公的な保険機構を財源とし、その負担は、税金や
保険料の形で国民が広く負うべき。
-------------------------------------
Aに近い 23.2%
-------------------------------------
どちらかといえばAに近い 37.8%
-------------------------------------
どちらかといえばBに近い 20.3%
-------------------------------------
Bに近い 13.3%
-------------------------------------
わからない、どちらでもない 5.5%
-------------------------------------
(N=1,222)
Q.軽微な病気・ケガでも安易に救急車を呼んでしまい、重傷者への救急車が遅れたりする問題について、次のAとBの選択肢のうちから、ご自身の考え方により近い方をお答えください。
A:安易な(本来は不要な)救急車の利用がなくならない以上、一部の利用
を有料化するなど、安易に救急車を呼ばせないための対応をした方が
よい
B:自分では、軽微なのか重篤で緊急を要するのか判断がつかないケースも
あるので、救急車の利用を制限したり有料化したりする対応は、しない
方がよい
-------------------------------------
Aに近い 33.1%
-------------------------------------
どちらかといえばAに近い 35.7%
-------------------------------------
どちらかといえばBに近い 16.4%
-------------------------------------
Bに近い 9.2%
-------------------------------------
わからない、どちらでもない 5.7%
-------------------------------------
(N=1,222)
-------------------------------------------------------------------------
■■ 調査概要 ■■
調査手法:インターネットリサーチ
調査対象者:クロス・マーケティング保有モニターの中から、過去1年以内に医療機関を利用した経験のある18歳以上の男女1,222名
実施期間:2009年10月26日~ 2009年10月28日
有効回答数:1,222 サンプル(うち男性521サンプル、女性701サンプル)
■■ 資料目次 ■■
はじめに
調査概要
調査のまとめ
◆総括
・患者はどうやって病院を決めているのか(総合的考察)
・患者はどうやって病院を決めているのか(診療科別考察)
・患者が病院に求めていること
・患者から評判がいい病院とは
・病院に対しての不満・悩みと改善の方向性
第1章 病院の利用についての基本情報
1-1.回答者のプロフィール
1-2.病院利用状況
(1) 1 年以内における通院頻度
(2) 1 年以内に通院した診療科
(3) かかりつけ医の有無
(4) かかりつけ医の利用状況
(5) 初めて行った病院の診療科
第2章 診療科別利用実態
2-1~11. 各診療科別 利用実態
【内科・外科・小児科・産婦人科・皮膚科・眼科・耳鼻咽喉科・精神科
・心療内科・歯科】
(1) 初めてその病院に行った理由
(2) 初めて行った病院の認知・調査経緯
(3) 病院選択の決め手となった情報
(4) 初めて行く病院における選択時の重視点
(5) 初めて行く病院における選択時の最重視点
(6) 受診後、病院に対する評価として重視すること
(7) 受診後、病院に対する評価として最重視すること
第3章 評判がいい病院とその評判内容
第4章 医療問題に関する認知・意見
4-1.医療に対する社会問題認知状況
4-2.小児科、産婦人科など特定の診療科における医師不足問題認知状況
4-3.過疎地域、僻地における医師不足問題認知状況
4-4.労働環境悪化による医師・看護師不足問題認知状況
4-5.救急病院の医師不足・体制不足問題認知状況
4-6.必要性が低い受診や安易な救急医療の利用による医療現場の
負担増問題認知状況
4-7.地域の病院減少により十分な医療が受けられない可能性出現問題
認知状況
4-8.カルテやレセプトの開示が不十分である問題認知状況
4-9.疫病流行に対して医療現場の体制が整っていない問題認知状況
4-10.高齢化社会の伴い医療費が増大し財政を圧迫している問題認知状況
4-11.医療費の負担に対する考え方
4-12.診療報酬に対する考え方
4-13.医師や看護師の偏在に対する考え方
4-14.病院・医師への訴訟や損害賠償請求に対する考え方
4-15.安易な救急車要請により重傷者への救急車が遅れる問題に対する考え方
4-16.ジェネリック医薬品に対する考え方
4-17.病院や医師に対する態度、考え方
第5章 集計データ
単純集計
クロス集計(性別、年代別、通院頻度別)
付録(調査票)
■■ 資料概要 ■■
商 品 名:“病院選び、病院利用”における利用者満足度および利用の実態について~全国医療機関利用実態調査2009~”
発 刊 日:2009年12月 7日
発 行:株式会社クロス・マーケティング
販 売:株式会社クロス・マーケティング
判 型:A4版 299頁
頒 価:
■印刷タイプ
94,500円(税抜 90,000円+消費税 4,500円)別途送料 500円
■CD-R(報告書)タイプ ※印刷コピー不可
94,500円(税抜 90,000円+消費税 4,500円)別途送料 500円
■CD-R(報告書)タイプ ※印刷コピー可能
126,000円(税抜 120,000円+消費税 6,000円)別途送料 500円
■印刷+CD-R(報告書)※印刷・コピー可能
178,500円(税抜 170,000円+消費税 8,500円)別途送料 500円
※セット版をご購入頂いた場合、ローデータをお付けします。
詳細ページ: リンク
【お申し込み方法】
TEL・FAX・e-mailのいずれかにて住所・お名前・e-mail・電話番号・会社名を明記の上お申し込みください。
また、上記URLよりお申し込みページへリンクしておりますので、そちらのフォームでのお申し込みも可能となっております。
■■ 株式会社クロス・マーケティングについて ■■
株式会社クロス・マーケティングは、国内130万人超の大規模モニターを軸に、生活者の「生」の声を、主にインターネットを活用して収集するマーケティングリサーチ会社です。
生活者の嗜好の多様化や、商品サイクルの短期化に対応するため、ネットリサーチの優位性である「スピード」「コスト」に加え、「品質」を最大限に重視したリサーチサービスを展開しています。
調査企画から設計、実査、集計・分析レポートまで、マーケティングリサーチに関するあらゆるサービスをトータルにサポートいたします。
■■ 株式会社クロス・マーケティング 会社概要 ■■
名称:株式会社クロス・マーケティング
本社所在地:東京都中央区銀座8丁目15番2号 銀座COMビル6F
代表者:代表取締役社長 五十嵐 幹
設立:2003年4月
URL:リンク
■■ 本件に関するお問い合わせ先 ■■
株式会社クロス・マーケティング
担当部署:ライブラリビジネスグループ
NS-Shop 販売窓口担当
Tel:03-3549-1319
Fax:03-3549-0221
Mail:ns-info@cross-m.co.jp
御社のプレスリリース・イベント情報を登録するには、ZDNet Japan企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。