9割近くの看護師が就職情報に不満、求めているのは職場の「いきいき情報」~「職場の雰囲気・人間関係」に関する情報が就職成否のポイントとなる可能性あり~

株式会社QLife(キューライフ/本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:山内 善行)と、フライシュマン・ヒラード・ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:田中 慎一)の医療専門ユニット「FHヘルスケア(代表:永田 正人)」は全国200人の看護師(現職、休職中ともに100人ずつ)を対象とした就職(転職)活動に関するインターネット調査を実施しました。

本調査では約9割(89.5%)の看護師が「就職活動に関する情報不足」を実感し、特に職場選びの重要な要素である「職場の雰囲気・人間関係」については、事前に十分な情報を得られなかったために就職(転職)後にギャップを感じている看護師が半数以上(53.9%)に上ることが明らかになりました。




昨今、医療現場における医師・看護師不足は深刻化を増し、安全・安心の医療サービスを根本的に揺るがす事件・事故も各地で多数報告されています。一方で、看護師免許を持ちながら実際には看護職に就いていない潜在看護職員は推計55万人※にのぼり、「休職中の看護師の再就業支援」や「看護師の離職率低下」は社会全体として取り組む重要課題であるといえます。

これらの事態に鑑み、QLifeとFHヘルスケアが現職および休職中の看護師に対して就職(転職)活動に関する調査を実施したところ、約9割(89.5%)の看護師が「就職前に知りたい情報は不足している」と回答しました。また、職場の実態は就職前に想像していたとおりだったか、という質問に対しては8割近く(77.0%)の看護師が「違っていた(含 少し違っていた)」と回答しています。

また、「情報不足」と回答した人に具体的な不足事項を質問したところ、78.8%の看護師が「職場の雰囲気・人間関係」を挙げ、「給与条件」「休暇制度」(ともに45.3%)などの雇用条件(以下、「ファクトデータ」)を大きく引き離す結果となりました。これらより、看護師は就職に際して「ファクトデータ」のみならず、「職場の雰囲気・人間関係」、「病院の評判」(44.7%)、「仕事のやりがい」(33.5%)など、働きがいや働きやすさも重視し、その評価基準となる情報(以下、「いきいき情報」)を求めていることが伺えます。

さらに、「いきいき情報」は再就業意欲を喚起する可能性があることも分かりました。7割近く(68.5%)が、これらの情報に触れることで、転職・再就職を思い立ったことがあると答えています。なお、「いきいき情報」について、どこから得た情報を信頼するかという問いに対しては「家族・知人・友人」が68.5%で最も高く、「インターネット情報(個人ブログなどでのカキコミ)」が34.0%で続き、「ハローワーク」(16.0%)、「ナースセンター」(12.0%)、「人材紹介会社」(12.0%)、「求人広告」(6.5%)といった従来型の就職情報源と比較して、口コミ情報を信頼する傾向が高いことが明らかになりました。


※厚生労働省 第3回「第六次看護職員需給見通しに関する検討会」(2004年7月29日)資料より

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【調査結果概要】
調査対象:全国の看護師200人(現職の看護師100人、休職中の看護師100人)
調査手法:インターネット調査
調査実施日:2009年10月29日~31日

●約9割(89.5%)の看護師が就職情報は不足していると感じている。8割近く(77%)の看護師が就職前と就職後の情報のギャップを感じている。

●就職前と就職後でもっともギャップがある情報は、「職場の雰囲気・人間関係」や「仕事のやりがい」などの「いきいき情報」。これらの情報は就職前に十分に入手できていない。

●就職前と就職後でもっともギャップのある情報は「職場の雰囲気・人間関係」。

●「いきいき情報」は転職や再就職の潜在層を喚起する可能性もある。

●「いきいき情報」は従来型の就職情報ルートよりも、口コミのほうが信頼される傾向あり。


詳しくはレポートをご参照ください。
リンク

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・QLife(キューライフ)について
株式会社QLife(キューライフ)は、「医療と生活者の距離を縮める」コミュニケーションを支援する総合医療メディア会社です。 日本最大級の病院検索サイト、医薬品検索サイト、医療情報サイトなどを運営し、月間140万人(2009年10月)の患者や医療従事者に利用いただいているほか、主要なポータルサイトや製薬会社にデータ供給しています。診療現場の「生の声」を日本で最も多く保有する会社のひとつとして、Quality of Life(クオリティ・オブ・ライフ)向上の医療の実現に、真正面から取り組んでいます。詳しくはリンク をご覧ください。

・フライシュマン・ヒラードおよびフライシュマン・ヒラード・ジャパンについて
フライシュマン・ヒラード(Fleishman-Hillard)は1946年に創設され、本社を米国セントルイスに置く、現在世界23カ国、80に及ぶ拠点、29の専門分野をもつ世界最大の戦略コミュニケーション(R)コンサルティング会社です。
フライシュマン・ヒラード・ジャパン(Fleishman-Hillard Japan)は1997年10月に設立され、グローバルで確立された高度なコミュニケーション・ノウハウと技術を日本へ導入するとともに、日本独自の戦略コミュニケーション・コンサルティングを開拓し、業界を牽引しています。詳しくはリンク をご覧ください。

・FHヘルスケアについて
FHヘルスケアは、フライシュマン・ヒラード・ジャパンの医療専門ユニットとして、2008年10月1日に発足しました。「Patient-Centered Approach(R)」という基本理念のもと、製薬企業、医療機器企業、病院などに対して専門的かつきめ細かいコミュニケーション・コンサルティングサービスを提供しています。
詳しくはリンク をご覧ください。

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[本リリースについてのお問い合わせ先]
フライシュマン・ヒラード・ジャパン株式会社
FHヘルスケア
山県 信一、後藤 悦子
東京都中央区晴海1-8-10
晴海トリトンスクエアX 38F
Tel: 03-6204-4334
Fax: 03-6204-4302
Email: shinichi.yamagata@fleishman.com
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