Twitterをもっと便利に--拡張アプリケーション32種

文:Kim Lau(eHub) 翻訳校正:川村インターナショナル2009年03月27日 07時30分

 ウェブに登場して3年、Twitterはもう、よくあるマイクロブログクライアントの1つという存在ではない。途方もなくばかげたものから驚くほど役に立つものまで、Twitterの機能を拡張し活用するウェブアプリケーションが次々と登場している。まだTwitterが日常生活の一部になっていないのなら、ここで紹介するアプリケーションが物事を成し遂げるというアイデアについてまったく新しい考え方を提案してくれる。140文字のつぶやきできる、これまで知らなかったことがたくさんあるはずだ。

 外部のTwitterアプリケーションのほとんどは、既に取得したTwitterアカウントでサインアップできる。願わくはTwitterがすぐにも認証にOAuthを導入してくれるとよいのだが、現在のところ多くのTwitterのマッシュアップで自分のパスワードを入力する必要がある。Twitterのパスワードを引き渡すときはぜひ注意してほしい。一般的に、ほとんどのサービスを利用する上でTwitterのシンタックスに慣れる必要がある。例えば「d ユーザー名 メッセージ」は、自分と互いにフォローし合っているユーザーに直接メッセージを送るという意味だ。多くのTwitterアプリケーションでは、適切に利用するために、それらのアプリケーションを「フォロー」することが必要になる。

金融関連

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 「Tweetwhatyouspend」(何にお金を使ったかのつぶやき)はまさに名前通りのものだ。このサイトを通じて自分のお金の使い方を記録して、お金をきちんと管理するという新年の誓いを守ろう。Twitterアカウントでサインアップし、TwitterもしくはTweetwhatyouspendで支出を時系列で記録する。Twitterでは、Tweetwhatyouspendのシンタックスを使用して、買ったものと支払い金額をTweetwhatyouspendにダイレクトメッセージで送る。例えば「d twys 食料品 46.00」のように入力する。Tweetwhatyouspendサイトでは、支出をカテゴリ分けしたり、自分だけのカテゴリを作成したり、出納記録をCSVファイルでエクスポートしたりすることが可能だ。今後予定されている機能は、共同アカウント、タグ、日または週単位の支出の限度額を超えた場合に警告する支出アラームなど。

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 「StockTwits」は、株のことで頭がいっぱいという人のためのTwitterコミュニティーだ。自分のTwitterユーザー名とパスワードでログオンするだけで、株式市場の投資家やトレーダーからの最新の投稿を見られる。StockTwitsは基本的にはすべての金融および株関連のディスカッションを収集する。ユーザーは、名前の挙がった株を自分のポートフォリオに追加したり、会話に参加したりすることができる。StockTwitsサイトでは、週単位でTwitterの投稿が最も増加した銘柄を示す「Top Gainers」と、最も減少した銘柄の「Top Losers」を確認でき、金融チャットを最も多く行った人やそれぞれの株に関する「うわさ」をチェックすることができる。このサイトはとても使いやすい。

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 「FxTwits」はStockTwitsと同様、金融を中心としたTwitterコミュニティーだ。違う点は、FxTwitsが通貨ペアに特化していることだ。ユーロに対する米ドルの動きを知る必要があれば、FxTwitsが外国為替相場に関するTwitterのディスカッションを収集してくれる。Twitterのユーザー名とパスワードでログオンできる。

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 「CheapTweet」はdiggに似たサイトで、Twitterユーザーのパワーと、オンライン上の最安値を収集する検索機能を組み合わせたものだ。CheapTweetはTwitter上のお買い得商品の書き込みを捜し出し、ユーザーは商品が本当に安いと思うか、もしくは「役に立たない」と思うかを投票する。商品をチェックするだけならCheapTweetに登録する必要はないが、登録すると商品を保存できるようになる。投票のほかにも、商品の再投稿やサイト上で直接コメントすることも可能だ。AmazonEtsyなどのサイトの商品を買うこともできる。

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 「twizon」は現在ベータ版だが、Twitter上のAmazonの取扱商品についての書き込みを検索する。最近の商品や人気のある商品がリストアップされ、さらに商品に対してTwitterユーザーがどんなことを言っているかもチェックすることができる。対象となる商品はDVDセットからデスクトップ用ハードドライブまで多岐にわたる。

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 「Twitpay」を使えばTwitterからお金を渡すことができる。必要なのはTwitterアカウントのみだ。そしてTwitpayのシンタックスを使って、支払いをしたい相手にダイレクトメッセージを送り、送金額を入力する。Twitpayでは、99セントを超える送金1回につき5セントの料金がかかる。

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 「tipjoy」を利用して人にお金を払うことができる。tipjoyはTwitterの機能を備える独立したアプリケーションだ。Twitterの認証を使ってサインアップできる。tipjoyのシンタックスを使って、例えばTwitterでフォローしている誰かにお金を払いたい場合は、「p」に加えて金額と支払いたいユーザー名を投稿する。これだけだ。ユーザー名と金額を含める限り、「RTip」「pay」「tipjoy」「give」も使用できる。

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