文:Michelle Meyers(CNET News.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル
2008/10/03 08:55
Kate McAlpineさんを300フィート(約91.4m)地下にある巨大な粒子加速器に入れてもいいし、ラップビデオに収めてもいい。ただし、枠にはめてはならない。
これが、最近、ラップビデオの「Large Hadron Collider」で「YouTube」のヒットチャートの上位に浮上したミシガン州出身の23歳が、ずっと前にサイエンスライターとしてのキャリアを選択した際に奉じた信条だ。McAlpineさんは、高校生のときに人を特定の分野にはめようとする職業適性テストを受けたのだが、その結果に憤慨した父親に感謝している。
大型ハドロン衝突型加速器のアトラス検出器内部でポーズを取るKate McAlpineさん。現在はCERNの広報活動に専念している。McAlpineさんは、「このテスト結果はおまえを枠にはめようとしている」という父親の言葉を覚えている。しかし、彼女は枠にははまらなかった(それは、McAlpineさんがミシガン州立大学でプロフェッショナルライティングと物理学の両方の学位を取得したこと、そして、自己紹介文に「わたしは科学とライティングが交差する場所に陣を張っている」と書かれていることからもわかる)。
さらに、文学と科学の世界(そして、いまどきの若者と学者)の融合を決意したMcAlpineさん、別名「alpinekat」は、科学原理を説明するために、「School House Rock」とヒップホップを効かせた「Bill Nye the Science Guy」をミックスさせたようなラップを書き始めた。
McAlpineさんの最初のラップは、自身が夏休みのインターンで過ごしたミシガン州のNational Superconducting Cyclotron Laboratoryについてだった。McAlpineさんは、Eminemの「Lose Yourself」の「Back to the lab again yo」という一節になんとなく似ていると述べている。2曲目は、米国物理学会のインターンとして働いていたときに、ニューロチップについて書いたもので、ラップを動画にしてYouTubeに投稿した。
McAlpineさんの曲が大ヒットしたのは、先に述べた3作目の「Large Hadron Rap」だった。この曲は、シンプルだが易しすぎない表現で、欧州原子核研究機構(CERN)の大型ハドロン衝突型加速器(LHC)で行われた素粒子物理学の実験について説明している。McAlpineさんは、幅広いライティング能力とコミュニケーション能力を買われ、インターンとしてCERNで働いている。フランスとスイスの国境の地下約300フィートにある巨大な粒子加速器の中でダンスしている同僚のCERNのインターンをフィーチャーしたラップビデオは、YouTubeで330万回以上再生されており、1000近いコメントが寄せられている。

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