文:Robert Vamosi(CNET News.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル
2008/04/14 19:55
Chris Boyd氏は、あるフォーラムで自分のYouTubeアカウントが停止されてしまったと投稿した子供の例を挙げている。その子供はフォーラムの他の参加者に自分のユーザー名を復活させるためのキャンペーンを開始してくれるように求めた。「彼は末尾に数字の1か2をつけて新しいユーザー名を作成するよりも、その特定のユーザー名、その独自性などにあまりに固執していたため、彼の言葉によると、自分のユーザー名を失うくらいならハッキングの世界から身を引いた方がいいとまで考えていた」とChris Boyd氏は言う。
別の調査では、特定の年齢のティーンは「自己を確立」おり、したがってオンラインで生まれたばかりの自分のアイデンティティを非常に強く守ろうとすることが示唆されている。彼らは自分たちを両親とは差別化し、実社会で自分の存在を試そうとしているのだ。したがって彼らのユーザー名は付加的な価値と重要性を帯びることになる。だから彼らが一線を越えて犯罪的なハッキング行為に手を染めるときには、いろいろな意味で、まるで街中で自分自身が軽微な犯罪に加担しているのと同じように意図的に個人を出す。そして、それは悪意のあるソフトウェアの作成に手を出す10代の若者に共通に見られる重要な傾向なのだ。
多くの若いハッカーたちはXanga、Facebook、MySpaceで共通のユーザー名を使用していることから、Chris Boyd氏はオンラインで行動の履歴を発見できるのではないかと思った。そしてその通りになった。Boyd氏は複数のサイトにまたがって多くの犯罪者を追跡し、場合によっては数年前までさかのぼれることもあった。しかもGoogleを使用して10分程度で追跡できた。「奇妙な話だ。今日、ハッカーについて耳にするときには例外なく金銭目的である。今日のハッカーは、もはや名誉のためにハッキングをすることはない。彼らが求めているのは名声ではなく金だ。かつては(ハッキングが)探求心の発露として、または良い意味でも悪い意味でも名声を得るために実行されていた時代もあったが、最近の子供たちはそうした昔のハッカーたちの発想に逆戻りしているかのようだ」(Chris Boyd氏)
ただし、彼らが自分の身分を隠さなければならないとは全く考えていない点だけが異なる。
Chris Boyd氏はさらに、同氏がオンラインで見聞きしてきた多くの例は、ハッカーとしての一時的な名声を得るためのオーディションのようだと指摘する。多くのハッキング行為はハッカーのコミュニティーで確固たる名誉を得るためというよりは、きわめて手軽に実行されるものであり、その場限りのものにすぎない。「その理由は、自分が何かをした結果が先々どうなるかという発想がないからだ。一時的なブームのようなものだ。そして、これは非常に危険なブームだと思う」(Chris Boyd氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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