外国語レッスンにソーシャルネットワークを組み合わせた「LiveMocha」

文:Rafe Needleman(Webware.com) 翻訳校正:菊地千枝子2007年09月25日 05時40分

 語学学習ツールの多くがテクノロジーを駆使している。私はこの頃、通勤中にiPodで「Coffee Break Spanish」コースを聴くのがお気に入りだ。先週はJessica Dolcourtが新しいオンライン語学学習システム「Mango」を取り上げた。そして「Demo Fall」では米国時間9月25日に、またしても同様のサービスである「LiveMocha」が公開される予定である。このシステムも実に魅力的にみえる。

LiveMochaでチャット (テキストまたはオーディオを使って)他の語学学習者とチャットできる。

 他の語学学習ツールと同様に、LiveMochaでも自分のペースで進められるオンラインレッスンが提供されている。Mangoと比べると、LiveMochaのほうが、とっつきやすく感じられた。私が試しているのはスペイン語だが、ボキャブラリと理解力の進歩が早まるにつれ、レッスンもあっという間に進む。しかしLiveMochaを最も際立たせている点は、そのソーシャル機能である。レッスンを受けた後には、自分と同レベルの学習者に向けた質問に対する回答を書くか録音することにより、得られた知識を練習することができるのだ。

 LiveMochaの利用者のなかで、あなたの学んでいる言語のできる人が、あなたの回答を評価する。もしスペイン語を学んでいるなら、スペイン語のネイティブがフィードバックを提供してくれるのだ。逆に、あなたが母国語とする言語を学ぶ人々に対しては、フィードバックを提供するよう求められる。利用者はまた、(あなたの言語をすでに話すことができる、あるいは学習している)他の利用者と、リアルタイムで接続することが可能であり、接続するとポップアップする会話ガイドラインに従って、話をすることもできる。このようにして、いずれは学習仲間のネットワークが築かれることになるかもしれない。

 語学とは社交のためのツールである。したがってそれを社交的な環境下で学習するというのは道理にかなっている。教室に行けない、または新しい文化に浸ることは叶わないというなら、本システム(ベータテスト中は無料)を試す価値はある。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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