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大企業から学び成長する国産検索エンジンのマーズフラッグ

2007/12/05 08:00
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 1998年から独自で開発している検索エンジンを武器に、着々と成長し続けているマーズフラッグ。創業から約6年間の地道な基礎研究期間をふまえ、その後も自社開発にこだわってきた。その成果をもとに、自社で開発した検索エンジンの商品をブランドとして確立しつつある。

企業向けのサイト内検索エンジンを商品化

 マーズフラッグの強みは、自社で開発できる技術力。検索エンジン「MARS FLAG」を核とし、主に企業のコーポレートサイトのサイト内検索にシステムを提供している。

 同社が提供するサイト内検索システム「MARS FINDER」は、検索結果の視覚的な表示方法を特徴とする。文章とともにウェブ画面のキャプチャを表示し、そのキャプチャにマウスをかざすと拡大できる。また、それらの表示設定は、利用者が変更することもできる。

 各企業には、それぞれが求める機能を優先的に構築したサーバを納入する。導入した企業は、サイトに検索窓をつけるだけで簡単にサイト内検索の機能を実装できるという仕組みだ。

 その他、企業が新製品を出す際に検索結果の上位としてその製品を表示する設定や、利用者ごとに見たい検索結果を変えて表示できる機能もある。

 利用者ごとに検索結果を変えるというのは、利用者の利用状況を分析して過去に参照したウェブサイトに関連性の高いものを表示する同社の技術を利用している。この技術は同社が2005年に特許を取得完了した。

社内の「先端研究開発課」は欠かせぬ存在

 創業者である代表取締役社長の武井信也氏の仕事の原点は、ベンチャー企業として映像やイベント制作を行っていたレイの子会社、マックレイでの経験だ。スーパーコンピュータのエンジニアとして映像制作などに携わった。

071204_takei.jpg社長室で大画面のPCモニタやオーディオセットに囲まれる武井信也社長

 レイがJASDAQに上場する前のこと、ベンチャー企業が成長する様子を目の当たりにし「金融や証券会社との付き合い方、マーケットの見方を学びました」。

 1998年に25歳で起業。起業直後から、実業だけでなく基礎研究にも重点を置き、資金をそれぞれに割り当てた。その研究の積み重ねが今につながっている。

 同社には、現在でも研究開発に特化した3人のチーム「先端研究開発課」がある。すぐに商品化するための技術開発ではなく、あくまでも基礎研究に取り組むのだという。社員数が約20人でも、そのチームの存在は欠かさない。

 営業面では、武井氏は敢えて積極的に「技術立国日本」を築き上げてきた大手企業にMARS FINDERを納入してきた。品質要求の考え方など、大手企業から学べることは多いという。

 武井氏は「コーポレートサイトのサイト内検索には、走る(=検索対象としてドキュメントをすべて網羅しているという安心感)、止まる(=検索の適切なスピード)、曲がる(=精度や並び順)の機能が必要」だと話す。また、検索エンジンで驚きと便利さ、楽しさを提供したいとも語る。その強い口調は、大手企業のニーズを実現させてきた実績をもとに、企業として今後発展する自信を伺わせた。

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