Splunkはアプリケーションは開発していない。ただソフトウェアを売っているわけでもない。Splunkが生み出したのは、驚くほど適用範囲の広いソフトウェア対応プラットフォームである。大規模なエンタープライズシステムの可用性維持という点で、Splunkは必要不可欠だろうか。答えは「イエス」である。データセンターのセキュリティを守る戦いにSplunkは貢献するだろうか。これも答えは「イエス」である。Splunkは独自の方法でデータコンプライアンスのプロセスを簡略化するだろうか。これも「イエス」。Splunkはどのソリューションよりもデータの調査分析に役立つだろうか。そしてこれも「イエス」。率直に言えば、このような質問で明らかになるのは氷山の一角に過ぎない。データセンター全体のデータひとつひとつをリアルタイムで照会できるようになれば、このプラットフォームの適用範囲を限定するものはエンドユーザーのクリエイティビティでしかないからだ。クリエイティブなエンドユーザーによって価値がプラットフォームに還元され、これまで考え付かなかったアプリケーションが生み出されるのだ。
ところで、Splunkにはどんな市場があるのか。いまだに確かなことはわからない。しかし、これだけは言える。それはとてつもなく巨大な市場だ。そしてベンチャービジネスにとっては十分すぎるほど大きな市場なのである。
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