ソフトバンクユーザーの利用実態調査--Y!ボタンはモバイルインターネットの裾野を拡げる!?

Webマーケティングガイド2007年06月06日 19時05分

 Webマーケティングガイドでは、モバイルインターネット調査会社のネットエイジアリサーチと共同調査のもと、ソフトバンクユーザーの携帯利用実態に関するモバイルリサーチを行った。

 前回行ったソフトバンクユーザーの利用実態調査〜他のキャリアより高いソフトバンクユーザーの検索利用率〜では、ソフトバンクユーザーの検索利用動向について調査をしたが、今回はソフトバンクモバイルの特徴の一つである“Y!ボダン”について、ユーザーの利用頻度やそれがもたらす影響について調査を行った。

 今回の調査対象は、16代〜49代のソフトバンクモバイルユーザー300人。 男女比については、150人ずつの均等割付けを行った。

 まずQ1では、Y!ボタンが設置されている携帯端末を利用している217人に対して、Y!ボダンをどれくらいの頻度で利用するかを尋ねた。 その結果、最も回答が多かったのは「1日に数回以上」で31.3%、次いで「1日に1回程度」が14.7%で続く結果となり、Y!ボタンを1日に1回以上利用するユーザーは全体の46.0%と、半数近くのユーザーがY!ボタンを毎日利用していることがわかった。

Y!ボダンをどれくらいの頻度で利用するか

 上記結果からは、半数近くのユーザーが1日に1回以上の頻度でY!ボタンを利用していることがわかったが、その一方で「『Y!ボタン』を利用したことがない」と回答したユーザーは12.0%も存在している。 Y!ボタンの利用頻度が1週間に1回以下というユーザーは29.4%となっており、3人に1人は殆どY!ボタンを利用しておらず、まだ一部のソフトバンクユーザーにはY!ボタンが浸透していないと考えられる。

 また、Y!ボタンの普及率についてみると、今回の調査対象者が300人であり、その内の217人がY!ボタンが搭載されている携帯端末を所有していることから、ソフトバンクユーザーの72.3%には既に普及していることがわかる。 Y!ボタンが搭載されるようになったのは2006年10月であったこと、また携帯電話の平均使用年数が2.7年であることを考慮すると、現時点での72.3%という普及率は非常に高いのではないかと考えられる。 〔参照:「主要耐久消費財の買い替え状況-2006年4月」(内閣府)

 Q2では、Y!ボタンが設置されたことでモバイルインターネットや検索の利用頻度に変化があったかどうかを尋ねた。 その結果、39.8%のユーザーはY!ボタンがきっかけでモバイルインターネットや検索の利用が増えたことがわかった。

Y!ボタンが設置されたことでモバイルインターネットや検索の利用頻度に変化があったか

 Y!ボタンはワンクリックするだけで、ポータルサイトである「Yahoo!ケータイ」へと接続することが可能で、生活に必要となるような情報は大抵揃えることができる。 また、ソフトバンクが運営するこのサイトは従来の公式サイトと異なり、料金が無料であり、約40%のユーザーがモバイルインターネットや検索が増えたと回答していることもうなずける。

 そして注目すべき点は、6.8%のユーザーが「Y!ボタンがきっかけとなって、初めて利用した」と回答していることである。携帯電話の検索サイトはモバイルインターネットの裾野を拡げるなどといった言われ方をするが、今回の調査結果を見る限りY!ボタンはモバイルインターネットの更なる拡大に貢献するのではないだろうか。

 本調査は、業界の全般的な調査となっております。 あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。 業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。 より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、 リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。

サンプル数  :300
調査期間   :2007年05月15日〜2007年05月16日
調査方法   :モバイルリサーチ
調査機関   :ネットエイジア株式会社
対象者     :16歳から49歳の男女

 本調査結果の単純集計を無料でご提供させていただきます。
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