検索は有料コンテンツ販売への新たな扉--KDDI - (page 3)

インタビュー:永井美智子(編集部)
文:秋葉けんた(マイカ)
2006年08月23日 08時00分

--10月に開始する番号ポータビリティサービスの影響はどう見ていますか。

 どのキャリアも同じ割合の人数がキャリアを変えるのであれば、契約者が多いほど影響は大きいですよね。ただ、どうなるかはわかりませんので、我々は必勝するという意気込みで臨みます。新しい端末やさまざまなサービスも提供していきますので、期待していて下さい。

--他社との最大の差別化は、どういった点になるのでしょう。

 ドコモはおサイフケータイに注力しているので、当社とは向かっている方向が違うと想っています。

 ソフトバンクについては、auで定額制を導入したときにYahoo! BBのモデルを参考にしたこともあって、4、5年前から考えていました。彼らが携帯電話事業に参入するとしたら、PCインターネットで成功したモデルを携帯電話事業にも持ってくるだろうと。そこで、ソフトバンクよりも先に携帯電話でやってしまおうと考えたんです。オークションやECなどですね。検索やSNSも同じです。Web 2.0というインターネットの大きな流れがあって、ユーザーとの接点がポータルにとどまらなくなっていますので、今後はユーザーとの接点を増やすことで新しい経験をユーザーに提供していきます。最終的にはスピードが勝負ですね。

番号ポータビリティ必勝バッジ 全社員に配られたという「au必勝!MNP(番号ポータビリティ)」バッジ。同社の強い意気込みが感じられる

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