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モバイルサイト構築における盲点--リダイレクトが及ぼす影響

アウンコンサルティング 2009/04/23 08:00

 日々変化しているモバイルマーケットであるが、技術の進歩による端末スペックの高度化に伴い、高性能端末の利用者割合も増加傾向にある。NTTドコモの2009年3月期の予想データではFOMA端末の契約比率が90%を超え、日本国内のマーケットは3G端末全盛の時代になったと言えるだろう。

 こうした中、コンテンツのリニューアルや拡充、機能追加といったサイトの継続的な品質向上が、利用者の拡大という側面から非常に重要な役割を果たす。また、旧ドメインとのコンテンツ連携に伴うつなぎ込みを繰り返し、モバイルサイトは非常に早いスピードで発展している。

 モバイルサイトを取り巻くこうした環境にあって、SEO的な落とし穴が多数存在する。今回は、新設したモバイルドメインと旧ドメインを併用しているサイトを例に落とし穴を説明したい。

 下の図のように、古くから運用されている旧ドメインへリダイレクトし、さらに新規ドメインへリダイレクトしてコンテンツを表示するといったサイトの構造では、一部を除く公式クローラが離脱してしまう。

モバイルサイト構築における盲点

 クローラにとっては、キャリア公式検索結果に非公式コンテンツが表示されることを防ぐためのごく当たり前の挙動となるために、この仕様は我々には変えることができない。

 一部検索サービスの設定で対策することもできるが、基本的には、こうしたキャリア公式クローラ特有の仕様とうまく付き合っていくには、単一ドメイン内でのコンテンツ展開が望ましい。

 しかし、クロール対象URLの問題を解決しても、クロールに不具合を起こす落とし穴が存在する。

モバイルサイト構築における盲点

 たとえば上の図のように、アクセスカウントを取るために、「/count」ヘリダイレクトした結果、複雑かつ複数回のリダイレクトを実行してしまうケースだ。

 こうしたサイトの仕様であると、正しくクロールされないことがある。また、こうしたリダイレクトはキャリア公式クローラのみならず、一般サイト用クローラにも悪影響を及ぼすために、公式、一般コンテンツを問わず、リダイレクトは最小限に抑えることを推奨する。

 公式、一般エンジンを問わず、多く検索エンジンを対象にクローラビリティの高いモバイルサイトを構築するには、複数ドメインでコンテンツを運用しないことと、複雑なリダイレクトの使用は控えるという2点を念頭に、サイトのプロモーションに着手いただきたい。

アウンコンサルティング株式会社

1998年6月設立。1999年、日本国内でいち早くSEOを事業化。コンサルティングファームとして、検索エンジンマーケティング(SEM)の認知向上と市場の拡大に尽力し、上場企業を中心に多くの企業のマーケティング戦略を支援する。得意とするPCおよびモバイルのSEM支援で蓄積したナレッジを背景に、SEMを自社運用する企業向けのサービスも開始。米国、中国等に進出する日系企業の海外マーケティング支援も行うなど活動の幅を広げている。2005年11月東証マザーズ上場。絶えず変化するモバイルマーケティング動向を読み解き、最新のモバイルSEOおよびSEMを解説。「モバイルSEO&SEM Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。

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