子どものオンラインセキュリティ--年齢別の対策のヒント - (page 2)

文:Stefanie Olsen(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2007年05月02日 08時00分
  • 子どもに学校が推薦するサイトへのアクセスを許したい場合は、フィルタリングやその他のペアレンタルコントロール技術を強化するか修正する。特定のサイトのブロックを外す場合には、職場に電子メールを送ってくれるような製品を使うこと。
  • 子どもにインスタントメッセージングや電子メールを使わせる場合には、子どもの連絡先リストを必ず事前承認するようにする。
  • 子どものPCに望ましくないソフトウェアが入り込むのを防ぐため、スパイウェア対策ソフト、ウィルス対策ソフト、ポップアップブロッカーなどを使う。
  • 子どもが子ども用検索エンジンだけを使うようにする。
  • 子どもにオンライン上で何が共有していい情報で、何が誰とも共有してはならない情報かを理解させる。
  • オンラインでのチャットの練習をし、ネット上で出会うかも知れない知らない人を扱う方法を分からせる。
  • オンラインで他の人を尊重し、オフラインでとるべきでない言動はオンラインでも避けることを教える。ネットいじめの兆候と危険をよく知らせること。
  • ハッキングやパスワードを盗まれたり、IDを盗まれることに注意すること。この年齢の子どもは特に侵入に対して弱い。この年齢は子どもたちは、お互いのパスワードを盗んで、友達を自分のウェブサイトのアカウントから閉め出すことを始める時期でもある。
  • IMやテキストメッセージングを含むオンラインで遊ぶ時間を1日30分以下に制限する。

10歳から12歳

 この年齢グループのほとんどの子どもは、携帯電話、電子メール、IMなどの対話的な技術を使っている。児童擁護団体はこの年齢の子どもはソーシャルネットワークで活動的になろうとし、個人プロフィールの投稿を始め、ネットいじめに頻繁に遭う可能性があるため、トラブルが始まる場合がある。

  • ペアレンタルコントロールを更新し、学校で必要なサイトへのアクセスを子どもに許可する。更新をするとリモートからサイトのブロックを外せるようになるものがある。この機能は多くの場合電子メールを利用する。
  • 主要な検索エンジンを使い始めるが、「高度な設定」機能を利用する。多くの場合、フィルタやペアレンタルコントロールの機能を提供している。
  • 子どもがネットいじめに遭っている兆候に気をつける。危険サインの中でも、子どもがオンラインになったときや携帯電話に答えたときの表情に注意すること。
  • 子どもがIMや電子メールツールに設定する可能性のある「不在メッセージ」に注意する。このメッセージは、子どもがオフラインの場合にIMや電子メールでコンタクトを取ってきた人に対して自動的に送られるようにプログラムされている。不在メッセージに電話番号やメールアドレスが含まれていないことを確認すること。
  • 子どもがオンライン上で投稿する全てのウェブサイトのプロフィールやニックネームを注意深く調べておく。写真がオンラインで共有されていたり、ブログやウェブカメラが親の許可なしに設定されていないことを確かめること。
  • 家族アカウントのパスワードを管理し、子どもの個人パスワードも把握しておく。この措置には抵抗が生じることも見込んでおく。
  • 事前承認されている人以外からの全てのコンタクトをブロックする。ここでも、抵抗に遭うことを見込んでおく。
  • 対話的ゲームは、Disneyのものなど、子ども向けに作られたサイトに制限する。
  • この年齢の子どもの多くは、オンライン上の相手に対してひどい言葉を投稿する。1週間に一度はそういう投稿がないか、Googleで子どもの名前、ニックネーム、住所、電話番号を調べること。あるいは、Googleアラートを使って、自分の子どものニックネームがオンライン上の活動で現れた際に自動的に通知されるようにしておく。
  • PCを定期的に検索して、禁止すべき画像や著作権侵害の音楽ファイル、動画ファイル、メディアファイルがないか調べる。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]