アップル、「Apple TV」を刷新--Siriに対応、噂の4Kは対応せず

 Appleは9月10日(日本時間)、サンフランシスコでApple Special Eventを開催し、「新しいApple TV」を発表した。発表会では10月下旬としているが、日本のウェブサイトでは「まもなく」とだけ記されており、発売日や価格は未定だ。

イベントでは10月下旬と発表されている
イベントでは10月下旬と発表されている

 新たに音声アシスタント「Siri」に対応。見たい映画やドラマを声で伝えるとSiriが代わりに見つけてくれる。デュアルマイクロフォンにより、周囲に雑音があっても、指示をはっきりと聞き取れるという。

 また、検索条件を細かく指示することも可能だ。例えば70年代に公開されたSF映画を観たいと伝えると、Siriが探してくる。次に「面白い作品だけ」と言って検索を絞り込むと、Siriがカスタマーレビューをチェックして、評価の高い作品のみを提示する。「おすすめのドラマを見せて」「今年のものだけ」──そんなリクエストも可能になる。

音声アシスタント「Siri」に対応
音声アシスタント「Siri」に対応

 新たなリモコン「Siri Remote」には、精密なタッチサーフェスが搭載されている。親指を使ってテレビの画面上でスワイプ、スクロール、選択しながら簡単に操作できる。観たいものを見つけるために矢印ボタンを絶え間なくクリックする必要はないとしている。

 さらに、Siri Remoteを使ってゲームもできる。仮想の十字キーとしても動作するタッチサーフェスに加え、加速度センサとジャイロスコープも内蔵。Wiiリモコンのようなイメージで利用できる。プレイ中にリモコンを落とさないよう、手首につないでおける「Remote Loop」も別売するとしている。

 これまでに、毎年のように新製品が噂されながらも、2012年以降の大規模なハードウェアアップグレードがないまま販売されてきた。現時点では、従来のApple TVも販売されており、併売する可能性がある。

 なお、本体サイズは幅98mm×奥行き98mmはこれまでと同じ。ただし高さが33mm(旧:23mm)と増えており、重量も272gから425gへと大幅にアップしている。プロセッサは、AppleシングルコアA5チップからAppleデュアルコアA8チップへと進化している。

リモコン「Siri Remote」には、タッチサーフェスを搭載
リモコン「Siri Remote」には、タッチサーフェスを搭載

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