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Diggの効果--トラフィック誘導を超える固有の意義を分析する

2007/12/25 08:00
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 ブログの世界やウェブ全般では、広告はページビューで決まる。そして、収益面でページビューとユニークビジター数に依存しているGoogleは最もトラフィックを生んでいる企業のひとつだ。

img ニュースの生態系とDigg

 だが、Googleからトラフィックを得るのは簡単なことではない。AdWordsを使った広告キャンペーンは、検索を行う人が自分で意図を表現しているので(そして文脈に合っている広告のクリック率は格段に上がるので)、AdSenseを使った場合よりもはるかに多くのトラフィックが得られる。しかし、AdWordsの広告キャンペーンをチューニングして多くのトラフィックを得るのは簡単ではない。これは、他の入札者やGoogleのアルゴリズムと張り合わなくてはならないからだ。

 このため、多くのトップクラスのブログでは、トラフィック源を別のものに頼り始めている。ウェブでナンバー1のソーシャルニュースサイトであるDiggだ。Diggのフロントページに載ると大量のトラフィックが生じ、ウェブサーバが落ちることでも知られている。記事がDiggのフロントページに載ると、即座に何千ものDiggユーザーが情報源のサイトに集まり、ウェブサイトのトラフィックは通常の水準から急上昇する。

 しかし、Diggはトラフィックの発生以上に重要な役割を持っている。Diggは人間に基盤を置いた自己組織化システムの実験場であり、重要なニュースがウェブ上を広がっていく原点でもあるのだ。この記事では、現在のDiggが持つ意味を、単なるフロントページという定義を超えて考え、Diggの将来の位置づけを検討する。

Diggは何をどう処理しているのか

 Diggの背後にある概念は単純だ。すべてのDiggユーザーは、ウェブ上のページを指すニュース記事を投稿できる。記事がシステムに入力されると他のユーザーが投票を行い、その投票に基づいて面白そうだと判断された記事へのリンクがサイトのフロントページに掲載される。説明は簡単だが、実際のアルゴリズムはかなり複雑なものだ。このサイトを動かしているソフトウェアは、このシステムが公平なものであることを確実にするよう設計されている。SEOを使って検索エンジンを操ろうとする人がいるように、Diggを操ろうとする人たちもいる。そのため、アルゴリズム自体も常に進化している。

img

 Valleywagは最近、Diggのアルゴリズムの仕組みを100語で説明する記事を掲載した。当然ながらこの記事自体もDiggのフロントページに載っている。Nicholas Carlson氏は、記事がフロントページに載るかどうかには、次のような要素が影響すると主張する。

  • ユーザーの参加度:アルゴリズムは、投稿者と各投票者の参加履歴を考慮に入れる
  • 投稿者の過去の記録:前に成功していると、再び成功するのは難しくなる
  • トップユーザーからのdigg登録:トップユーザーが素早くdiggを行うと、フロントページに素早く載る
  • 投票数:他の記事の平均得票数に対するその記事の得票数が影響する
  • 分野:例えば、技術分野の記事はスポーツの記事よりも競争が激しい
  • 速度:diggの来る速度が速ければ、フロントページに記事が素早く載る可能性が高い
  • コメント:コメントの数と内容も影響する

Read/WriteWebについて

Read/WriteWebは次世代ウェブの技術に関する話題を中心に扱ったブログ。

Richard MacManus氏が心惹かれた革新的なアプリケーションやサービスのほか、気になる製品のポジショニングや最新のウェブニュース、業界への洞察をつづっている。

筆者Richard MacManus氏について

独立系ウェブアナリスト兼コンサルタント。シリコンバレーの企業向けにリサーチや分析、製品開発支援を行う。

Web 2.0 Workgroupの共同創設者でもある同氏はCNETの姉妹サイト米ZDNetでも記事を執筆している。

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