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MSN事業部長・塚本氏が語る「Windows Live」の姿
11月1日(米国時間)にMicrosoft会長のBill Gates氏により、これまでPC上で利用していたソフトウェアの「ライブ化」を促すオンラインサービスが発表された。近年急激に伸びている広告市場を見据えた上での決断ともいえ、Microsoftの戦略に新たな柱が加わったことになる。独自サーチエンジンの開発や大規模な組織改編など、Microsoftが起こしてきた大きな動きが今後どのように影響していくのか。日本でも既にベータ版が提供されている「Windows Live」の詳細も含め、マイクロソフト執行役MSN事業部事業部長の塚本良江氏に聞いた。
--日本のMSNでは、2005年6月末に独自のサーチエンジンへと変更されましたが(関連記事)、これまでとはどう異なるのでしょうか。また、ポータルサイトを提供する事業者としてなぜ独自の検索サービスに参入したのかを教えてください。
まず、MSNのユーザーに提供しているサービスは大きく分けて「検索」と「コミュニケーション」の2系統があります。検索だけでも30〜35%のトラフィックがある上に、ブロードバンドの普及に従って数値はますます上がってきています。ポータルサイト事業者、インターネットサービスプロバイダーとして検索を中心にいいものを提供するという意気込みは大きいです。
もうひとつ、リスティング事業が広告収入を得られる市場として大幅な伸びを見せています。そういった理由で玄関口(ポータルサイトのホームページ)以外の、いわゆるバックエンドサービスを強化するのかが勝負になってきました。コンテンツへも大きく投資し、パートナーとタッグを組みながら充実させていく考えです。
--ユーザーの反応はいかがですか。
サティスファクションレート(満足度)が上がってきているのが一番大きな変化です。また、リピーターも多くなり、一人当たりの検索回数も増えました。検索精度も、Googleとほぼ同等になってきています。
--MSNが提供する上では、Microsoftならではの意味があるサービスが求められるでしょう。その点を踏まえると、どういったポリシーや差別化を考えていますか。
これは2つあります。1つめは「From Link To Answer」という概念です。「探したいものがあれば、キーワードを入れればオンライン/オフラインを意識することなく答えが見つかる」という世界観なのですが、これまでのインターネット検索はキーワードを入れても「リンク」を表示するだけでしょう。本当に欲しい答えはそのリンク集の中から選び、その先へ行って探し出さなければならない。
我々はエンカルタマルチメディア百科事典の答えを表示したり、米国ならばミュージック、スポーツの結果などほしい答えを提供したりできます。それを実現するためには多くのコンテンツパートナーシップが必要であると考えています。また、この考え方にくわえて「デスクトップ」と「インターネット」と別々になっていた窓口をシームレスにするというイメージです。
MicrosoftはもともとPCのソフトウェア会社なので、デスクトップや社内サーチを含めた仕事効率を上げるためのソリューション提供が得意だと思っています。その点もGoogleとの差別化を図っていけるのではないでしょうか。
--なるほど。しかしGoogleもデスクトップ/エンタープライズサーチを既に開始しています。その後を追いかけている印象がなきにしもあらずですが……。
正直言って、リリースするスピードという意味では遅れていますね。ただ、クオリティーには自信があります。Microsoftは数多くのサーバにOSを提供している関係で傾向と対策が既に蓄積されていますから。
--では、11月に発表されたオンラインサービスについて聞かせてください。今回、具体的に「Windows Live」が発表され、「Live.com」はベータ版の提供が開始されていますね。
「パソコンを使う=インターネットを利用する」という顧客が今後も増加していく中で、OSのデスクトップで行うアクティビティーと、ウェブ上でのアクティビティーをシームレスにつなげるというのがマイクロソフトのビジョンです。つい先日まではWindowsサーチとMSNサーチが異なっていましたし、メールもウェブならHotmail、デスクトップではOutlook……という調子でしたよね。
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またポータルサイトが、MSN側で編集して提供するポータルというだけではなくて、ユーザー自身がインターネットから任意のコンテンツを組み合わせて作るポータルといったユーザーの意思で作るインターネット体験というのも実現できるようにしていきたいです。
--例えばAppleも、「.Mac」という名称で以前からオンラインサービスを提供してきました。今回のアナウンスの背景として、ライバル他社への意識も大きいのですか。
そうですね。例えばGoogleがオープンで作った英語システムの上で、サービスが信じられないスピードで向上していますし。インターネット化の動きをキャッチしていかなければというのがひとつ。2つ目は、広告事業に対する驚異的なオポチュニティーです。広告市場を正確に見通したからこそ、有料だけのモデルから変化を遂げられたといえます。3番目は、ユーザーのニーズです。PCとオンラインをシームレスに使えるようにしてほしいという声に応えようとしています。
--Windows Liveの名称ですが、OSとしての“Windows”とはどういった関係になるのでしょうか。
例えば、今パソコンにログインするのとウェブサービスやアプリケーションにログインするのは連携していませんし、アプリケーションやサービスを利用する際の個人設定などもパソコンを変更すると保存されていなくて有効でなかったりします。
Windows Live の世界ですとこうしたことが実現され、シームレスなOSとサービスの連携により、自分の持っているPCやデバイス、ウェブ上のすべてで通信と格納データへのアクセスが可能になります。家、小作業グループや企業をまたがり、あるいはその中で効果的に仕事ができるようにもなります。「シームレス=Windowsをオプティマイズする」というイメージで捉えてもらえればと思います。
もちろん、Windowsを使っていない顧客にも最適化するようなものを提供していくのですが。あと、Windows Live はすべて公開されているWindows APIを利用して開発されていることを申し添えておきます。
関連ホワイトペーパー (ZDNet Japan)
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クラウドコンピューティングの“正しい”導入方法
資料提供:日本アイ・ビー・エム株式会社(IBM SmarterCloud Enterprise) 2011年09月12日
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資料提供:日本アイ・ビー・エム株式会社(Rational) 2012年04月16日
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