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広告会社は高度な分析力が必要とされる時代に

2007/08/06 08:00
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 2002年、eBayに参画しているSellerに対しマーケティングツールを提供する会社が現れました。ご存知eBayは、米国最大のショッピングサイトで、2位のアマゾン、3位のアップルをユニークユーザー数においても大きく引き離している(DigitalFactPack2007より)サイトであります。

 そのeBay内のSellerに対し、最適な販売活動を支援すべく、商品マーケット市場等を分析できるツールを開発しているベンチャー企業が数社出始めているのであります。例えば、Sellerがお金を支払い利用できるツールの例は以下であります。

  • 何日、何時に商品を掲載すべきかを分析しているツール
  • 同じ商品を販売している他のSellerを分析しているツール
  • 売れ筋商品やニッチ商品の売行きを分析しているツール
  • eBayでの市場価格、顧客の購買履歴による商品の価格付けを分析しているツール
  • 商品タイトルや説明文などの最適化を分析しているツール
eBayはAPIを公開しているので、このサービス展開が可能なのでしょう。

 上記サービスのサンプルがありましたので、自分で試してみました。無料リサーチのツールバーより「Nike Air Jordan」で検索したところ次のようなことが分析結果例として出力されました。

  • eBAYにおける平均単価(79.13ドル)、商品数(リスティング数:6415リスティング)
  • 今出品した場合の販売確率(54.68%)、スタート価格の平均単価(32.14ドル)
  • どのカテゴリでどれくらいの商品が並べられているか(例:「Clothing,Shoes&Accessoriesカテゴリ 6206リスティング」「SportingGoodsカテゴリ 118リスティング」など9カテゴリ毎掲載数)
  • タイトル毎販売確率(例:「『Buy It Now』と書いたものの販売確率42.54%」「『Picture』を入れたものの販売確率72.03%」など)
  • 価格トレンドグラフ(31.99ドル未満:約950リスティング、160ドル以上:約400リスティング)
などです。

 この分析ツールは、元になる実データ数の多さ、分析項目が多岐にわたる、リアルタイム性が高い、ツールの利用価格が安い、レポート作成も簡単である等が特徴であると感じました。

 3.4兆円(2006年)の通販市場の中で、昨今増収増益をした企業の多くは、その成長をインターネット参入に見い出し、今後の競争は、「効率化」「信頼性UP」等とも言われております。広告代理店は、広告主に対し、真なる「広告活動の効率化」を提案できるのでしょうか。

 本日ご紹介したツールは、リアルタイムで効率化を図れます。広告会社のように「広告主の課題を持ち帰る」などしません。事実に基づき、高度で複雑な分析をリアルタイムに行うことができるのは最低限の条件です。その上で、不測事象の分析及び予測を行い広告主の売り上げをタイムリーに向上させていくのが生き残れる広告会社なのではないでしょうか。

海老根智仁
株式会社オプト 代表取締役CEO

大手広告代理店退職後、財団法人社会経済生産性本部において経営コンサルタントの認定を受け、その後1999年9月株式会社オプト入社。2001年1月より同社代表取締役COO。2006年1月より同社代表取締役CEO。慶應義塾大学経済学部卒、産能大学大学院経営情報学研究科(MBA課程)卒、中小企業診断士。デジタルハリウッド大学院教授(「インターネットマーケティング」担当)。「サイバーコミュニティを使った『ニーズ調査』の有効性に関する比較研究」(経営情報学会2000年、共同研究)、「インターネット広告による売上革新」(同文舘出版2006年、共著)等学会・講演活動多数。

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