メディア別の広告費分類を超えて--メディアフラットというスタンス

加藤順彦(株式会社NIKKO 代表取締役社長)2007年05月14日 08時00分

 GyaO、好きなんですよ。

 もうサービス開始してから2年くらい経ってますけど、開局以来の不断の努力!?の賜物か、コンテンツのラインアップもますますグレードアップしてますよね。いまでは慣れちゃいました(^^;)が、ハリウッドの大作映画や現役バリバリのアーティストのコンサート等が、最初から最後までちゃんと見えるのはめちゃ画期的であったと思います。

 視聴する時間を自分でコントロールできるのが素晴らしい。途中まで見て止めてまた時間空けて続きを見られるのも調子いいです。

 寝転んでGyaOに繋いでると普段は仕事に使用している「パソコン」で「映画」を見ていることを忘れてしまいます。テレビ番組とは違っていよいよ!というところでCMは入らず、内容的に切りのいいタイミングでCMが挟み込まれているのもホスピタリティ溢れてるなぁ♪と思っています(気のせいでしょうか?)。

 そして「パソコン」や「携帯電話」そして「テレビ」といった生活家電はインターネットという隕石と激突したことで、本来の提供機能に付加してさまざまな仕事が出来るように進化したのだなぁ……とふと感じ入るわけです。長い間電波やケーブルに乗って視聴されてきたテレビ向け映像は、いまや世界中でパソコン(インターネット)での視聴フォーマットに乗ってきていますね。

 といった「パソコンでTVを」の動きを数多く見受けるようになって来ました。

 さて一方で「テレビでインターネットを」に目を向けると、実はもう何年も前からインターネットに繋げる試みをしてきています。もちろん我が家にあるテレビにも裏側にLANのモジュラーがあり、ネット経由でさまざまな情報を入手できる仕様になっています。

 とはいえ、なかなか生活者にはテレビというデバイスで、ウェブサイトをみるイメージや実需は湧かなかったのではないでしょうか。これまでの10年は何度となく多くの企業が、テレビ向けのインターネットコンテンツを発表してきましたが、なかなか火はつきませんでしたねぇ。

 しかし!そんな風向きもいよいよ

 等の動きを見ていると、まさに2007年は変わってきている気がします。

 米国でもテレビ機器向けにインターネット経由で配信する映像視聴のトピックが届き始めています。

 これはAmazon.comと米国最大のテレビ録画サービスのTiVo(日本ではあまり知られていませんが実はすごい会社です)が共同で行う映像配信事業なのですが、これ映像の配信にはインターネットを利用するのですが視聴はパソコン画面ではなく、画面の大きいテレビで映像を楽しめるのが特徴です。

 GyaOは既に同様のサービス「ギャオプラス」「ギャオネクスト(2007年6月1日〜)」も始めていましたね。これも良さそうですねぇ

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