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システムプロ、連続大幅増収増益で株価上昇に期待

2007/12/17 16:29
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 携帯電話・ネット向けソフトウェアの開発を手掛けるシステムプロの株価が、好業績を背景に上昇基調をたどっている。高成長の背景と、今後の株価の行方を探った。

 システムプロが12月6日に発表した2007年10月期の連結決算は、売上高79億3000万円(前期比34%増)、営業利益15億9500万円(同65.9%増)、経常利益15億5500万円(同60.6%増)、純利益8億4900万円(同41%増)と大幅増収増益を達成、非常に好調なものとなった。

 大幅な増収増益を達成したのは、携帯電話がユビキタス情報端末としての進化を遂げるなかで、利用者からのニーズの高いマルチメディア系機能や付加価値の高い仕様策定などの上流工程および品筆検査などの下流工程を中心に、ソフト開発の受注が順調に拡大したことが寄与したためだ。

 携帯電話業界では、販売奨励金を原資に、大幅に値引き販売された携帯電話端末の代金を通話料に上乗せして回収するという従来のビジネスモデルから、販売奨励金を無くし、携帯電話端末を定価で販売する一方で、通話料を引き下げるという方針に移行した。これに伴い、移動体通信キヤリア各社とも料金面での見直しを図ると同時に、GPS(全地球測位システム)や、3D表示などの新機能の追加に伴って、関連したソフトウエア開発や開発段階の端末をテストする品質保証業務も大幅な伸びをみせた。

 前10月期の決算と同時に明らかにした今期2008年10月期の連結業績予想は、売上高110億800万円(前期比39.7%増)、営業利益20億4800万円(同28.4%増)、経常利益21億円100万円(同35.1%増)、純利益12億400万円(同41.9%増)と前期に引き続いて今期も大幅な増収増益となる見通しだ。今期は、2008年10月期に売上高120億円、営業利益20億円を目標とする中期経営計画「トリプルチャレンジプラン」の最終年度となるが、会社側は目標達成のために無理をして売上高を計上するよりも、利益を着実に確保するスタンスをとっている。

 携帯電話端末の上位機種については、GPS機能の搭載をはじめ、地上波デジタル放送対応や音楽再生、モバイルスイカなどの電子決済の機能が標準化され、多機能情報端末として進化を遂げている。こうした事業環境の中で、150機種を超える携帯電話端末の開発経験と、GPSや地上波デジタル放送などのマルチメディア関連技術やプラットフォーム技術を得意とする同社に対しては、移動体通信キャリアやメーカー各社からの受注が活発に継続する見通しだ。

 同社の株価は、2月23日に年初来高値の12万1000円をつけて以降下落トレンドを辿り、低迷を続けていたが、11月22日の7万5600円で底打ちし反転上昇に転じ、12月6日の好調な前期決算発表および今期の業績予想公表以降、10日には一時9万8500円まで戻すなど上昇が加速してきた。先週末終値の8万8700円で試算した連結PERは17倍台と依然割安水準にあり、今後中期的な株価は10万円台での活躍が十分に期待できそうだ。

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