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既に斜陽の「知識検索」--その次に来るものは・・・

2006/08/18 08:00
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 検索といえば、キーワードを入力し検索ボタンを押せば該当ウェブページが表示される、という方法がもっともオーソドックスだ。しかし十人十色の検索嗜好に100%応えるべく、検索機能はより細分化・進化している。

 検索サイトとポータルサイトを区分せずに、ポータルサイト1カ所で検索まで済ませる傾向のある韓国だが、最近ポータルサイトの検索部門に変化が見られている。

 インターネット調査会社のRankey.comによると、ポータルサイトの検索セクションの週間ユニークユーザー数は、2006年1月1週目には2200万人、同7月4週目には2198万人と似たような水準であったものの、ユーザーの質問にユーザーが答える形式の「知識検索」セクションは、同期間で1457万人から、1402万人へと減少した。このような傾向は、知識検索の利用パターンにも現れている。同期間の知識検索サイトの滞留時間は6分2秒から4分52秒へ1分以上減少し、訪問ページ数も24.43ページから、19.91ページへと4ページ以上減少した。

 韓国に知識検索が登場したのは2000年前半頃に遡る。インターネット草創期だった90年代は、日本でサービスしている「WAKANO」などの検索エンジンが花盛りで、検索内容といえばウェブページの検索などを行うのみだった。

 しかし「ウェブページに出るほどの話題性はないけれど気になることがある」「他の人の意見を仰ぎたい」という場合に役立つ知識検索は、まさにユーザーが日ごろ感じている些細な心理を鷲づかみにしたものであり、検索というジャンルに大きなインパクトを与えた。その知識検索が下降傾向の今、韓国の検索はどのように変化しようとしているのだろうか。

 アクセス数などでポータル業界1位を堅守し続けているNaverは、国立国語院との提携で国語辞典を強化したり、国会図書館と提携し専門資料の検索を行えるようにするなど、公共機関や各種団体との提携を強化。専門コンテンツを強化する反面、最近「1noon(チョッヌン)」の買収および、検索技術研究所である「サーチソリューション」などのR&D組織を通じて検索品質の改善に努力している。

 とくに150万もの動画データベースを確保している同社は、動画検索サービスの「場面検索」などの機能でこれをより拡大する方針だ。場面検索は特定場面の状況やセリフを入力すれば、その場面を検索してくれる機能だ。このほかNaverの動画検索では画質や有・無料の料金別、動画の出所といった項目で検索結果を並べられる。ブログなど自社サービスだけでなく、外部動画専門サイトやCATV会社などとも連携し、幅広い範囲の動画を検索できるようになっている。

 Daumでは別途の検索R&D組織を作って、自社による検索エンジン開発に着手するなど、本格的な「検索ポータル」に生まれ変わろうとしている。Daum最大の強みとも言えるコミュニティを基盤に、同好会サービスの「カフェ」「掲示板」、ユーザーが直接撮影・編集した「UCC(User Created Contents)」動画の検索に注力する計画だ。

  DaumはUCC検索を強化するため、自社が提供するUCC掲載掲示板にのみ固執するのではなく、同様のサービスを提供している200以上の他企業とも提携することで、計6000以上もの掲示板を探せるよう、掲示板検索サービスを強化した。のみならず検索結果は広告性の高いものを排除して信頼性を高めると同時に、ネチズンによって次々とアップロードされるUCCを、どこよりも早く探し出せるよう10分ごとに検索結果を更新するなど、量だけでなく質の向上にも努めた。

 「NATE.com」を運営するSK Communicationsでは最近、自社による検索エンジンの開発を完了し、8月末頃にNATE.comや同社が運営する「サイワールド」と連携した検索サービスを開始する予定だ。1800万人もの加入者を誇るサイワールドとは異なり、検索に弱いという指摘を受け続けてきたNATE.comは、これを機に新しい局面を迎えた。とくにサイワールドの1800万人の加入者が作り上げたUCCを対象とする検索サービスであるという点が意義深い。

 こうして見ると、各ポータルサイトが注力しているのはUCCや掲示板など、ユーザーが直接作り加工したコンテンツの検索が多い。「YouTube」を見るまでもなくUCCは現在、注目株のコンテンツで、十人十色の検索嗜好に合わせていくには、型にはまらないUCCが大変な効力を発揮する。ユーザーが作り上げていくWeb 2.0時代は、こうした所から少しずつ始まっていくのかもしれない。

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