貸し手と借り手では違う機能が求められています。多くの借り手は、より少ない金額(現在の最少額は1000ドル)で借りられる機能を求めており、また、調達資金が満額に至らずに募集が失効した場合には募集を再度設定したいという要望もあります。貸し手側の人たちは、データと検索オプションの充実を求めています。これらの機能は数週間で提供する予定です。
規制上の理由から、Lending Clubのユーザはアメリカに居住している人でなくてはなりませんが、50州すべてに分散しています。
Lending ClubはFacebook限定で2007年5月24日にサービスを開始しました。次の半年間で、サービス基盤を整えてさらに使いやすくし、大きな機能をいくつか追加して、Facebookの外部にも拡大する予定です。2年後までには、個人対個人の融資の主流サービスにしたいと考えています。これを使いやすく、単純で、経済的にも効率的なものにし、借り手が銀行やクレジットカードのことを考える前に、最初に検討する選択肢にしたいと考えています。貸し手側に対しては、投資家が資産配分戦略を考える際に、ローンのポートフォリオを独立した資産階層だと考えてもらえるようにプロモーションを続けています。
わたしは、銀行による融資の代替手段として個人間の融資取引が立ち上がってくることは不可避だと考えています。理由は簡単で、個人から個人に資金を動かす方が効率的だからです。われわれにとって最大の挑戦は、情報を広く知らせ、リスクやセキュリティ、プライバシ、その他このサービスが広く受け入れられるために障害になると見られることについて、安心してもらえるようにする点にあります。われわれがこれを正しいやり方で進め、価値命題をはっきり伝えることができれば、今から10年後には、昔銀行からローンを受けたりクレジットカードを使っていたりしていたことがおかしく感じられるようになるでしょう。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手