Web 2.0の挑戦者:映像で伝えるグルメ、ライフスタイル情報サイトTasteTV - (page 2)

文:Emily Chang 翻訳校正:編集部2007年02月16日 08時00分

半年後、あるいは2年後に、TasteTV.comはどうなっていると思いますか。

 半年後は視聴者数、協力者数、パートナー数、ブランド数の拡大し、現在開発中の新しい技術的機能を採用しているでしょう。

 2年後はTasteTV.comのビジョンとブランドを指示する新しい技術、提携先、そして市場を獲得しているでしょう。

プロジェクトを成功させるうえで最も難しいことは何ですか。

 サイトを立ち上げてから3年ですが、単に有名人のアイテムや衣類や持ち物を集中的に扱うのではない場合、成長を加速するには自分たちのターゲット市場と確かな接点を持つ必要があります。それは難しい課題ですが、強みでもあります。

 もうひとつの課題は、正直なところ模倣サイトが多数あることです。

TasteTV.comを次の段階に進めるためには何が必要ですか。

 多少のベンチャーキャピタルの投資があっても良いでしょう。申し出があれば受けて大事に活用させてもらいます。

TasteTV.comの基盤となるビジネスモデルがあるとすれば何ですか。

 われわれのビジネスモデルは洗練され続けていますが、基本的には2003年当時と変わりありません。当時から広い範囲をカバーし、将来のことを見据えた構想だったので、今われわれはその「将来」におり、大幅な改良をする必要は無いのです。新しいアイデアを取り入れないと言うのではありません。実際、われわれは2分毎に新しいアイデアを取り入れているのです(これは男性が1時間のうちにどれくらい頻繁にセックスのことを考えているかを表す古い表現ですが、ここでは別の重要な事柄に置き換えたわけです)。

差し支えなければ1日の平均アクセス数を教えてください。

 その質問についてはちょっと答えたくありません。最近新しい競合他社に痛い思いをさせられたからです。その会社が競合するようになる前の話ですが、その会社との協力関係を想定した話し合いをしていたところ、アクセス数を含む多くの情報の提供を求められました。そして1カ月後に彼らはまさにわれわれの市場に参入しけんかを仕掛けてきたのです。良い行いではありませんが、今時そんな風なのです。

 しかし一言言っておきましょう。現状のトラフィックには満足しているが、もっともっと多くのトラフィックが欲しい。さらにはわれわれのサイトに向けたリンクをもう少し増やしたい。

TasteTV.comについて最も優れていると自認する点は何ですか。

 われわれは単にオンラインビデオの流行に乗った後発隊では無いという自負があります。われわれはそれが技術的に可能になる前からこれを計画していたのですから。

 そして、われわれには本当に素晴しい協力者とパートナーがいるということですね。

ウェブで現在起こっているシフトを若い人たちに向けてどのように説明しますか。

 「子供の頃にはオンラインビデオやオンデマンドビデオなんて無かった・・・。テレビの前に座り、決められた番組を決められた時間に見るしか無かった」と言いたいです。

ご自身のサイト以外に毎日どのようなサイトにアクセスしていますか。

 Coolhunting.com、pulver.com、dvguru.com、paidcontent.org、xeep.net、core77.comです。

睡眠時間はどのくらいですか。

 5時間から7時間ですが、もちろん睡眠中も仕事をしているので、それをどうカウントすればよいでしょう。

メールでのインタビューに応じてくれたTasteTV.comのKevin Reed、A.K. Crumpとその他のメンバーに謝意を表する。

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