Web 2.0の挑戦者:超軽快なウェブチャットLingr - (page 2)

文:Emily Chang 翻訳校正:吉井美有2006年10月10日 08時00分

Lingrのユーザーは一部の地域に集中していますか、それとも広く分散していますか。

 Lingrは、サービスの開始から数日で多くの国に広がりました。今のところ、最もユーザーが多いのはアメリカと日本です。

半年後、あるいは2年後に、Lingrはどうなっていると思いますか。

 半年間は、ユーザーが集まりやすいようにすることに集中します。2年後には、Lingrが人々のウェブ上でのライフスタイルを変えている、というところまで行きたいですね。

プロジェクトを成功させるのに最も難しいことは何ですか。

 Lingrを広めることです。

Lingrを次の段階に進めるためには何が必要ですか。

 ブラウザのウィンドウを開いていない状態でもユーザーがオンラインかどうかを知らせる仕組みです。

 Lingerはブラウザがコネクションを維持する仕組みをサポートしているのですが、ユーザーは他の人たちが来るのを待つためにブラウザのウィンドウを開いたままにしておくだろうという前提で考えていました。これは正しくなかったことがわかりました。

Lingrの基盤となるビジネスモデルがあるとすれば何ですか。

 もちろんいくつかのアイデアはありますが、今は、人々に必要とされ、価値が明らかなものを作ることが重要だと考えています。

差し支えなければ1日の平均アクセス数を教えてください。

 今はその数値は公表しない方がよいと考えていますが、利用が大きく伸びていることは確かです。

Lingrについて最も優れていると自認する点は何ですか。

 Lingrが単なるツールではなく、新しくて楽しい、人と交わる経験を提供するものだということです。

Webで現在起こっているシフトを若い人たちに向けてどのように説明しますか。

 ウェブは実世界に近いものになってきています。これは文字通りの意味です。

 われわれは、ウェブがリアルタイムなものに変わっていくという展望を持っています。実世界と同じように、仮想空間の中を動き回ると、そこでは生放送のブログや絵を描くライブパフォーマンス、ジャムセッションなどが見られ、拍手のような観衆からの反応もリアルタイムに伝わる--そんなことが未来には可能になるだろうというのが、われわれの夢です。

ご自身のサイト以外に毎日どのようなサイトにアクセスしていますか。

 Flickr、del.icio.us、Backpack、はてな。それから、大量のブログです。

睡眠時間はどのくらいですか。

 頭の鋭さと回転を保つのに十分なだけは寝たいですね:-)

 メールでのインタビューに応じてくれたLingrの江島健太郎氏とその他のメンバーに謝意を表する。

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