Web 2.0の挑戦者:旅行情報を集約、最適なプランをつくれる検索サイトKayak

文:Emily Chang 翻訳校正:吉井美有2006年09月26日 08時00分

 Kayak.comのBill O' Donnellがメールでのインタビューに応じてくれた(2006年2月8日)。

Kayakはどのようなサービスを提供するWebアプリケーションですか。

 飛行機や宿泊、レンタカーなどの旅行関連の事業者の検索を行い、一度の検索で最も適切な価格のサービスを見つけ出し、ユーザーが望むものを予約できるようにすることです。

このプロジェクトを始めたきっかけは何ですか。

 需要があると考えました。多くの人が、一番安いサービスを買っているかどうかを確かめるのにOrbitz、Travelocity、Expediaといったサイトを定期的にチェックしたり、自分で複数の航空会社のウェブサイトを見たりしています。一度に全部を検索し、比較できるサービスが必要だと考えました。

Kayakの運用や拡張にどのくらいの時間を割いているのですか。本業はお持ちですか。

 これはわたしの本業であり、我が社の事業のすべてです。

スタッフは何人くらいいるのですか。また、あなたの経歴をお聞かせください。

 Kayak.comは8人のプログラマーとQA(品質保証)、運用、営業、経営の人員を抱えています。

あなたの設計哲学は何ですか。

 明快さと迅速性、それからユーザー体験に重点を置くことです。このサイトを使った人が気に入ってくれて、その人たちのニーズが満たされれば、その人たちはまた戻ってきますし、自分の周囲の人にもこのサイトのことを紹介してくれるものです。

どのようなテクノロジを使用しているのですか。

 技術の詳細については、Kayakのサイトを参照してください。

ユーザーやコミュニティから最もリクエストの多い機能は何ですか。

 検索の日付を柔軟に行えるようにすることと料金変更の通知機能、それから検索できる航空会社を増やすことです。

Kayakのユーザーは一部の地域に集中していますか、それとも広く分散していますか。

 Kayakのユーザーは、地球上のほとんどあらゆるところにいます。

半年後、あるいは2年後に、Kayakはどうなっていると思いますか。

 最高の旅行検索エンジンにしたいと考えています。

プロジェクトを成功させるのに最も難しいことは何ですか。

 マーケティングです。一度このサイトを知ったユーザーは、ほとんどの場合激賞してくれます。しかし、ユーザーを集めるのには時間と資金がかかります。

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