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本日の主要記事
Web 2.0の挑戦者:専門家に質問できるノウハウ蓄積サイトOyogi
Oyogiの代表者がメールでのインタビューに応えてくれた(2006年3月17日)。
Oyogiはどのようなサービスを提供するWebアプリケーションですか。
Oyogiは、ユーザーの皆さんがかかえている質問をネット上の専門家(yogi)たちに投げ、答えてもらうためのWebアプリケーションです。Oyogiには、1)専門家の皆さんに専門分野(レジュメ)を投稿してもらい検索できる形で登録する、2)Webベースのインスタントメッセンジャーを使用してリアルタイムで協力し教え合う、3)質問したり回答したりする、4)1、2、3の内容をリアルタイムで検索する、などの機能があります。
このプロジェクトを始めたきっかけは何ですか。
多くの人たちが、毎日、さまざまなトピックについて疑問を持ち、答えてくれる人を求めています。その一方で、豊富な知識を持ちながら、さまざまな事情でその知識を文書として残せずにいる人たちもいます。Oyogiの目標は、この両者を引き合わせて情報を交換してもらえるようにすること、そうして交換された情報を後で参照できるように整理し保存することです。
Oyogiの運用や拡張にどのくらいの時間を割いているのですか。本業はお持ちですか?
一部のメンバーは本業を持っており、そこでさまざまなITプロジェクトのコンサルティングを行っています。その他のメンバーはOyogiの運用や拡張を専従の仕事にしています。
スタッフは何人くらいいるのですか。また、みなさんの経歴をお聞かせください。
われわれのチームは、技術屋と事務屋を寄せ集めた小集団です。技術者に関しては、システム全体に人員を分散して配置しています。その際、最も重視しているのは、1人の技術者が困ったときに別の技術者がいつでも助けたり補ったりできるようにすることです。事務屋は、製品やプロジェクトの管理というごく普通の業務をこなしています。技術屋は、純粋に技術的な側面と、そうした技術が製品と使いやすさに及ぼす影響を把握し、管理しています。メンバには、大学を卒業したばかりの者から、20年近くに渡って高いスケーラビリティを備えた分散システムを構想し実装した経験のある者まで、さまざまな経歴の持ち主がいます。
Oyogiの設計哲学をお聞かせください。
KISS(Keep It Simple, Stupid)、つまりできるだけシンプルにすることです。
使いやすくするために新しいテクノロジを積極的に取り入れ、われわれが採用している手法が効果を発揮するように工夫しています。
また、互いの知識を交換できるアクティブなコミュニティの一員であることを、すべての利用者が認識できるようにしています。
技術面では、
アジャイル開発プロセスを採用しています。Oyogiの開発者は、現在または以前の本業で、大規模な分散型オブジェクト指向システムの設計と構築に携わった経験があり、その経験は当然Oyogiの設計にも反映されています。つまり、本業でユーザーとさまざまなやり取りをした経験から、「迅速な節約型」設計と「強力かつ高性能な本格型」設計のバランスをとることを常に念頭に置いています。また、ユニットテストも多用しています。結果として、すべての開発者がプロジェクトのすべての側面に責任を持つことになります。ストーブパイプ(各コンポーネントが複雑に絡み合い個別のアップグレードやリファクタリングが困難な状態)は存在しません。
どのようなテクノロジを使用しているのですか。
中心はJavaとJSPです。MVCモデルにはWebWorkを使用し、主要なオープンソースフレームワーク/プロジェクト(Spring、Hibernate、Ant、Compass/Lucene、カスタムのフレームワーク)もおおいに活用しています。また、スクリプト全体をJBossに組み込んでいます。チャットの基盤プロトコルにはXMPPを使用しており、クライアント側は当然ですがJavaScript/AJAXに頼っています。ただし、大半のライブラリは自社製です。
ユーザーやコミュニティから最もリクエストの多い機能は何ですか。
非公開チャットやタグ付けなどのオプションを欲しがるユーザーが多いようです。正式なカテゴリを作ってほしいという要望もあります。
Oyogiのユーザーは一部の地域に集中していますか、それとも分散していますか。
われわれの登録ユーザーは、遠くは中国まで、広く全世界に分散しています。
半年後に、あるいは2年後に、Oyogiはどうなっていると思いますか。
これからの半年は、ユーザーコミュニティが最も必要と感じている新機能の追加と既存機能の変更に集中します。他にも追加したいと考えている機能がいろいろとあります。両方のバランスをとっていくつもりです。また、さまざまな改良が必要であることも認識しており、システムをより良いものにすることを目指します。2年先の話となると予測が難しくなりますが、Oyogiとその基本方針を活かして独自にアプリケーションを開発したいというグループから問い合わせがきています。こうしたビジネスは、会社としても検討に値すると思います。また、リアルタイムインデックス構築技術の独創的な使い方も考えているところです。
プロジェクトを成功させるのに最も難しいことは何ですか。
Web上には他にも気の利いたプリケーションがいくらでもあります。そうした中で他のサイトと差別化を図っていくのは大変な仕事です。クールなアプリケーションは増え続けており、ユーザーを奪い合っていますが、1日は24時間しかありませんから。
Oyogiを次の段階に進めるためには何が必要ですか。
今最も必要なことは、拡大し続けるユーザーベースからの声を、よく検討したうえで継続的にシステムに反映させることです。
eHubについて
Emily Chang氏が日頃使ったり魅力を感じたり注目したりしているウェブアプリケーション、サービス、リソース、ブログ、サイトをまとめた個人的なリストがeHubである。Chang氏はネットワークに毎日アクセスし、ネットサーフィンや検索、電子メール、RSSリーダー、SMSなどで何かを見つけたときに、随時リストを更新している。Chang氏が特に関心を寄せているのは、次世代ウェブ(ウェブ 2.0)、Ruby on Rails、Ajax、ブログ、ロケーションマッピング、オープンソース、フォークソノミー、タギング、デザイン、デジタルメディアの共有だという。そのため、eHubにはそういう視点が反映されている。
eHubが当初の意図を超えて成長するきっかけとなったのは、Chang氏とMax Kiesler氏によるウェブ 2.0アプリケーションサービスの開発者へのインタビューeHub Interviewsチャネルが追加されたことだ。Chang氏とKiesler氏は、サンフランシスコにあるウェブデザインコンサルタント会社Ideacodesの共同創始者兼代表者である。CNET Japanでは、eHubを運営するEmily Chang氏の了解の下、eHub Interviewsを翻訳していく。
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