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Web 2.0の挑戦者:Ruby on Railsのカリスマが作ったEコマースホスティングサービスShopify

2006/07/26 08:00
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Jaded PixelのScott Lake氏とチームがメールでのインタビューに応じてくれた(2006年4月24日)。

Shopifyはどのようなサービスを提供するWebアプリケーションですか。

Shopifyは高機能なEコマースサイトを手軽に構築できるようにするためのアプリケーションです。ShopifyはEコマースサイトを構築するためのすべての機能を備えたシンプルなEコマースシステムをユーザーに提供します。このシステムには無駄な機能は一切搭載されていません。

Shopifyはホステッドサービスなので、ホスティング会社を探す必要はありません。多彩なクレジットカード決済ゲートウェイと接続しているので、決済システムの導入方法に頭を悩ませたり、新たにプログラマーを雇ったりする必要もありません。マーチャントアカウントを開設したくないなら、Paypalも利用できます。しかも、セキュリティ関連の作業はShopifyが一手に引き受けますから、このサービスの利用者は販売に集中することができます。

Shopifyはオンラインで何かを売りたいと考えている人や、Eコマースシステムの構築を試みたが失敗してしまった人のためのアプリケーションです。

このプロジェクトを始めたきっかけは何ですか。

SnowdevilというEコマースサイトを構築したときの経験がShopifyを始めるきっかけとなりました。Snowdevilはスノーボードのオンラインショップでしたが、サイトの構築に着手したとたん、ソフトウェアパッケージの問題が次から次へと出てきました。結局は独自のアプリケーションを構築したのですが、このときに、スノーボードを売るよりもシンプルなホステッドEコマースソリューションを提供する方が価値があるのではないかと思いたったのです。残念ながらSnowdevilはもう存在しませんが、このプロジェクトのルーツです。

Shopifyの運用や拡張にどのくらいの時間を割いているのですか。本業はお持ちですか。

わたし(Scott Lake)は半年ほど前まで別に本業があり、Shopifyは副業でした。Tobiは1年以上前からShopifyに専念しています。現在は2人とも貯金を崩して生活していますが、シード資金を調達できたので、当分は順調にプロジェクトを進めていくことができると思います。

スタッフは何人くらいいるのですか。また、あなたの経歴をお聞かせください。

中核メンバーは下記の4人です。

Scott Lake(創設者、CEO)
ブログ:http://tech.nologi.ca
Tobiとjaded Pixelを立ち上げるまではTomoye Corporationで技術サービス部門のバイスプレジデントを務めていました。Tomoyeは実践共同体(Communities of Practice)ソフトウェアの代表的なメーカーです。Tomoye時代は米陸軍、Lockheed Martin、ユネスコ、米国国際開発庁(USAID)、John Deereといったクライアントのオンラインコミュニティの開発に従事しました。Tomoyeではカナダ市場担当セールスディレクター、技術サービス部門ディレクターといった役職も経験しました。

Tomoyeに入社する前はITコンサルタントとして、さまざまな組織にアドバイスを提供しました。主なクライアントはカナダの外務国際貿易省です。カナダ政府のいくつかの大型オンラインプロジェクトでITコンサルタントを務めました。

この他、バイクメッセンジャーの仕事をしたこともありますし、アーティストとして、作品を発表した経験もあります。ニューヨーク州立大学バッファロー校で政治学の博士号を取得しました。

Tobias Luetke(創設者、CTO)
ブログ:http://blog.leetsoft.com
Tobiはプログラマーです。人気の高いオープンソースアプリケーションの作者として、ここ数年でオープンソースコミュニティでは知られた存在となりました。

TobiはRuby on Railsの中心的な開発メンバーです。Rubyと出会う前はComputec Media、Comtron、BOG Koblenz(EDSの子会社)など、さまざまな企業のプロジェクトに参加していました。

Daniel Weinand(開発者)
ブログ:http://troubleseeker.com
Danielはドイツ中央部ライン地方の中都市で育ちました。音楽の才能に恵まれていたので、ベルリンの芸術高等学校で作曲を学ぶつもりでしたが、結局ドイツの工業都市ドルトムントでコンピュータサイエンスを学びました。ドルトムントで5年間学び、ハーゲン大学で研究助手として3年間Javaプログラミングを経験した後にRubyと出会い、今ではハッピーな毎日を送っています。

Justin Palmer(デザイナー)
ブログ:http://encytemedia.com/blog
Justinは米国テネシー州メンフィスで活動する25歳のインタラクションデザイナー/ソフトウェア開発者です。1998年からウェブ開発の仕事をしています。Justinはデザインと開発に大変な情熱を傾けており、この2つに関するものなら、どんな難題にも嬉々として立ち向かいます。2004年末にはEncyte Mediaを立ち上げました。Encyte Mediaは彼が自分の意見を述べ、コミュニティと交流する場であると同時に、コンサルティング企業でもあります。Justin はjaded Pixelのすべてのユーザーインタフェース、ブランディング、ウェブデザインを手がけており、あらゆる挑戦を楽しんでいます。

eHubについて

Emily Chang氏が日頃使ったり魅力を感じたり注目したりしているウェブアプリケーション、サービス、リソース、ブログ、サイトをまとめた個人的なリストがeHubである。Chang氏はネットワークに毎日アクセスし、ネットサーフィンや検索、電子メール、RSSリーダー、SMSなどで何かを見つけたときに、随時リストを更新している。Chang氏が特に関心を寄せているのは、次世代ウェブ(ウェブ 2.0)、Ruby on Rails、Ajax、ブログ、ロケーションマッピング、オープンソース、フォークソノミー、タギング、デザイン、デジタルメディアの共有だという。そのため、eHubにはそういう視点が反映されている。

eHubが当初の意図を超えて成長するきっかけとなったのは、Chang氏とMax Kiesler氏によるウェブ 2.0アプリケーションサービスの開発者へのインタビューeHub Interviewsチャネルが追加されたことだ。Chang氏とKiesler氏は、サンフランシスコにあるウェブデザインコンサルタント会社Ideacodesの共同創始者兼代表者である。CNET Japanでは、eHubを運営するEmily Chang氏の了解の下、eHub Interviewsを翻訳していく。

筆者Emily Chang氏について

Emily Chang氏は、数々の賞を受賞したウェブインタラクションデザイナー、技術戦略家で、Max Kiesler氏と共同で設立したサンフランシスコのウェブコンサルタント企業Ideacodesの代表者である。ウェブとユーザーエクスペリエンスに関するデザインや技術、次世代ウェブについてのサイトEmilyChang.comの筆者であり、人気のウェブ 2.0リソースであるeHubの作成者でもある。同氏によればeHubとは、日頃使って魅力を感じたり、注目したりしているウェブアプリケーション、サービス、リソース、ブログ、サイトをまとめた個人的なリストなのだという。

※ この記事はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(帰属2.5)の下でライセンスされています。
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