頭が働かない--そんな日を生産的にする11の方法

文:Steve Tobak(Special to TechRepublic) 翻訳校正:石橋啓一郎2010年07月28日 08時30分

 誰しも、起きたには起きたが、頭が働かないという日を経験したことがあるはずだ。少なくともわたしには、始終そんなことが起こっている。原因はいくらでも考えられる。働き過ぎ、ストレス過剰、睡眠不足、前日の夜に遊びすぎた、一時的な憂うつ、終わりの見えないプロジェクトにうんざりしている、あるいは、単に怠けたいのかもしれない。使い古された頭がとにかく動かないということもある。それも仕方のないことだ。

 そんな日には4つの選択肢がある。家で過ごす、普段通りにやろうとしておそらくしくじる、運動をする、そして順応する、というものだ。最初の2つは現実的な選択肢とは言えないし、少なくともわたしや多くの管理職に選べるものではない。わたしは運動をする気などまったく起きないたちなので、ずっと前から順応するための方法を探し、頭が自動操縦で動いているときにも最大限の成果が出せるようにしようとしてきた。

 そのうちに、マネージャーや企業幹部でさえやらなくてはならないが、必ずしも調子が最高潮でなくてもできる種類の仕事があることがわかった。もちろん、仕事を始めるには意志の力が必要になるかも知れないが、始めてさえしまえば、これらのタスクをやりこなすことができるはずだ。

  1. PowerPointプレゼンテーションのグラフィック、特殊効果、スライドショーのタイミング調整などの作業をする。創造的な作業には、集中した思考を必要としない。
  2. 部下や同格の同僚と1対1のミーティングを行い、自分の何を変えるべきかをたずね、彼らが言いたいことを真剣に聞く。
  3. あれこれ思い巡らし、ブレインストーミングをする。意識が疲れているときには、無意識が入り込んできてその不足を補うものだ。やってみれば、どんな成果が出せるかに驚くことだろう。わたしの最高のアイデアのいくつかは、わたしが半分寝てしまっていて、考えてさえいないときに出てきた。
  4. 歩き回って人と話し、自分のガードを下げ、自分らしく振る舞う。
  5. たまたま何かを書いているところなら、アウトラインを作るといい。最終的な成果は常にその方がよいものになるし、アウトライン作りは手順の決まった仕事で、あまり多くの知力を必要としない。
  6. 競合相手の状況を調べる。少し掘り下げた調査をする。競合情報分析のために、知人に連絡を取ってみる。
  7. 場所を変えることを試みる。例えば、気分転換に外で仕事をしてみる。
  8. ベンダーやパートナーと長話をしてみる。他人の時間を無駄遣いしろというのではなく、確認や普段は聞かないような質問をしてみる機会にするといいだろう。
  9. 補佐スタッフやお気に入りの従業員を長めのランチに連れ出し、人となりを知る。
  10. 経費報告書を処理する。これはわたしが一番気に入らない作業だが、多かれ少なかれ、頭を使わない作業でもある。
  11. 机を片付ける。もちろんこれは最悪だが、終わったときには達成感を感じるし、それだけでもやる価値がある。

他のアイデアは

 読者のみなさんも脳を持っており(これが誇張ではないと信じたいのだが)、常に最高の状態で動いているのではないとして、最大限の成果を引き出すためにどんな工夫をしているだろうか?

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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