UIデザイナーが知っておくべきエンドユーザーの10の特徴 - (page 3)

Jack Wallen (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2012年06月26日 07時30分

#7:エンドユーザーは、必要な変化がゆっくりと、一定速度でもたらされることを望んでいる

 Appleはこういったことを完璧なかたちで実践しており、ユーザーをゆっくりとではあるが着実に同社のデザインに適応させている。OS XとiOSは最終的に統合されて同じものとなるだろうが、その過程でユーザーがまごつくことはあまりないだろう。もしもあなたがUIの抜本的な改定を考えているのであれば、ユーザーをまごつかせないよう、ゆっくりと行っていってほしい。

#8:エンドユーザーはあなたが望むような安全なコンピューティングを行ってくれない

 エンドユーザーにとって、コンピュータは何でもインストールでき、何をやっても危険のない広大な遊び場のようなものである。われわれはこういった考えが誤りであり、エンドユーザーとIT部門との関係を危うくする原因となりかねないということを知っている。しかし、エンドユーザーの行いたいことをいっさい禁止するというポリシーなどあり得ないため、デザイナーはエンドユーザーに全幅の信頼を置かないようにしながら、UIのデザインを行っていくべきだと悟る必要があるだろう。

#9:エンドユーザーはアイキャンディなどどうでもよい

 正直に言うと、筆者は見た目の華々しいアイキャンディが大好きだ。昔からずっとそうだった。筆者はグラフィックデザイナーでもあるため、見た目の素敵なものを求め、アイキャンディに高い価値を見出すのもその性と言えるだろう。じゃあ、一般的なユーザーはどうだって?それほどでもない。実際のところ、平均的なユーザーは使い勝手さえ良ければ、「Windows 95」のような見た目であっても気にならないはずだ。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]