UIデザイナーが知っておくべきエンドユーザーの10の特徴 - (page 2)

Jack Wallen (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2012年06月26日 07時30分

#4:エンドユーザーは開発者のようなものの考え方をしない

 これは開発者にとって難しい問題となる。ものごとを考える際、あなた自身の個人的なフィルタを通さずにいるのは容易ではない。このため、さまざまなレベルのユーザーの立場でものを考えるというのは大変な努力が必要となるわけである。エンドユーザーのものの考え方が開発者とは異なっているのは当たり前だ。彼らはコンピュータやインターフェースがどのように動作するのかという基本的な理解や、関連スキルを持ち合わせていないのである。では結局のところ、どうすればよいのだろうか?要は何ごともできる限り簡潔なかたちに留め、初心者から中級者程度のユーザーに焦点を当て続けるということなのだ。

#5:エンドユーザーはアプリケーションに容易にアクセスしたいと考えている

 この意図は単純だ。エンドユーザーはランチャーを使いたいと考えている。ランチャーには、アイコンやクイック起動ランチャー、スタートメニューのボタン、パネルランチャーといったものが含まれる。どのような形態であれ、ユーザーはほとんど一瞬のうちにアプリケーションにアクセスできなければならない。筆者は(エンドユーザーのサポートを行っていた際に)、スタートメニューを使った操作であっても、すぐに混乱してしまうエンドユーザーを見てきている。一方、この業界にいるわれわれであれば、[スタート]−[すべてのプログラム]−[Mozilla]−[Firefox]という考え方に馴染んでおり、メニューの海を1日中航海してもいる。しかし、エンドユーザーにこういったやり方を強いると、すぐに入り組んだ混乱の迷路に迷い込んでしまう可能性があるのだ。

#6:エンドユーザーは「以前のままで良かったのに、、、」という考えに執着する

 筆者は、新たなインターフェースを前にしたエンドユーザーからこの台詞を何度も聞かされている。彼らはインターフェースが進化するという考え方を理解していないのである。彼らは、PC上にあるすべてのものが別々に存在していると考えており、インストールされているプログラムはOS側であらかじめ用意されているウィジェットや要素を使わなければならないという考え方にも馴染んでいない。その事実を知っている人のみが、OSのバージョンアップ時にプログラムもバージョンアップしなければならないということを理解しているというわけだ。

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