「Windows Phone 8」、VPNサポート追加は2014年前半に

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2013年07月11日 12時43分

 Microsoftは米国時間7月10日、同社の年次カンファレンス「Worldwide Partner Conference(WPC)」において、2014年前半に「Windows Phone 8」向け「Windows Phone Enterprise Feature Pack」を提供する計画だと発表した。

 このEnterprise Feature Packには以下のような機能が含まれている。

  • メールを暗号化するためのS/MIMEのサポート
  • 自動トリガー式VPN(この機能が、もしも「Windows 8.1」の自動トリガー式VPNと同様のものだとすれば、特定のアプリによって自動的に起動されるVPNを意味しているようだ)
  • 拡張されたモバイル機器管理
  • 証明書の管理

 MicrosoftでWindows Phoneのパートナーおよびチャネルマーケティング担当バイスプレジデントを務めるAnthony Mestres氏によると、Enterprise Feature Packは2014年前半に利用可能になるという。

 Windows Phone 8に対するVPNサポートの追加は2013年中にはないだろうということが既に明らかになっている。Windows Phone 8では現在のところ、一般配布版(GDR)と呼ばれるマイナーアップデートが、予定も含めると2013年中に3つ公開されることになっているが、これら3つのなかにVPNは含まれていない。

 Enterprise Feature Packが、Windows Phone「Blue」(筆者の情報筋によると、提供は2014年に入ってからだという)を前提とするものかどうかは明らかになっていない。筆者はMicrosoftの関係者に対して詳細を尋ねているところであるため、その回答が得られ次第、本記事をアップデートするつもりだ。

 アップデート1:Microsoftの広報担当者は、Enterprise Feature PackがWindows Phone Blueを前提としたものであるかどうかという筆者の質問への回答を控えた。公式声明では「Enterprise Feature Packは今後提供予定のWindows Phone 8のアップデートに含まれる」とされている。

 アップデート2:またMicrosoftは、Windows Phoneのサポートライフサイクルを18カ月から36カ月に延長すると発表した。MicrosoftはWindows Phone 8から、すべてのセキュリティアップデートも含め、アップデートを3年間提供するという。

 Windows Phoneブログへの新たな投稿には「これらのアップデートはインクリメンタルなものとなり、各アップデートはそれ以前のアップデートの上に開発されている。また、これらのインクリメンタルアップデートの配布は、携帯通信業者や携帯電話メーカーによって統制される場合があり、アップデートの利用可能性は国や地域、機器のハードウェア性能によって変わる可能性もある」と記されている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。

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