増田和夫
2008/03/14 20:14
ソニーのBlu-rayレコーダー「BDZ-L70」では、「ワンタッチダビングボタン」1つで、ビデオカメラ映像を本体のHDDへダビングすることが可能
パナソニックのBlu-rayまたはDVDレコーダーや、ソニーのBlu-rayレコーダーは、同じメーカーのAVCHDカメラと連携して、簡単にBlu-rayディスクやDVDへの保存ができる。
例えばソニーの最新Blu-rayレコーダーの場合だと、カメラとレコーダーをUSBケーブルで接続し、レコーダーのワンタッチダビングボタンを押すだけで、カメラ内の未ダビングの撮影データだけを自動的にBlu-rayディスクなどにダビングできてしまう。これはかなり手軽だ。また、同じメーカー同士しだと、テレビのHDMIリンク機能を利用して、テレビリモコンでカメラの再生操作などができる場合もある。
こうした便利さを享受するためには、レコーダーとテレビ、カメラを同じメーカーで統一する必要がある。こうした点でシステム的な発想が必要になるだろう。
PCが苦手な人やレコーダーまで予算が回らない人には、別売の“DVDライター”が勧められる。これを使えばPCレスでDVDに最終保存できるので手間がかからない。製品によっては保存は行えるが、再生は行えないというモデルもあるので、購入時は、再生も可能かどうかをチェックしてから選ぶと良いだろう。
ビクターの「Everio」は充実した専用DVDライターを用意する。「CU-VD40」(上)はハイビジョン記録、再生が行えるタイプ。「CU-VD20」(下)は、記録がのみで再生は不可
前記したようにAVCHDカメラの撮影データはDVDに最終保存できる。ただし、こうして作られたDVDは外見はDVDだが、従来のDVDとの互換性はない。このため、一般のDVDプレーヤーや従来のレコーダーでは再生できない点は覚えておきたい。
再生にはAVCHD対応レコーダー、「PLAYSTATION 3」、再生機能付きのDVDライターなどが必要になる。またDVDへの記録時間はハイビジョン画質で撮影すると12、13分(片面1層)と短い点も課題と言えるだろう。
パナソニック「ブルーレイDIGA DMR-BW900」はSDカードスロット内蔵で、撮影映像のやりとりが簡単(上)。ソニー「BDZ-L70」(下)はビデオカメラとの親和性を高めた製品内容だ
このような課題からすると、AVCHDのDVD保存は過渡的な記録スタイルで、最終的にはハイビジョン記録に適したBlu-rayディスクへの保存が主流になると予想できる。現状でも、AVCHD対応のBlu-rayレコーダーを使えば、AVCHDカメラの撮影データをBlu-rayディスクに長時間記録して再生できる。
また、日立Blu-rayカムで記録した8cmBlu-rayディスクは、Blu-rayレコーダーやプレーヤーで再生が可能だ。いずれもBlu-rayとしての互換性が確保される。というように、Blu-rayに保存した方が汎用性が高く、記録時間も長くなるが、Blu-ray機器への投資が必要になる点がネックといえるだろう。
別売のリチウムイオンバッテリー必ず揃えておきたいアクセサリーの1つ。高容量タイプなら最大約4時間弱の稼働が行える
撮影関連のアクセサリーとしては、まず予備バッテリーが挙げられるだろう。ハイビジョンカメラは電力を食うため、どのメーカーのモデルでも、実質的な撮影時間は付属の標準バッテリーで約1時間以内と意外に短い。このため、運動会などのイベント撮りや旅行撮りでは、予備の標準バッテリーや大容量バッテリーが必要になる。バッテリーは意外に高価なので、長時間撮りたい人は、これも予算に入れておきたい。
また、ビデオカメラの画角はかなり狭い(35mmカメラ換算45mm前後)ので、狭い室内での撮影にはワイドコンバージョンレンズが有効だ。狭い場所で安定した映像を撮りたい時はビデオ用の一脚が意外に重宝する。
このように各タイプのハイビジョンムービーには一長一短があり、自分のスキルや目的、そしてシステム的な発想で選ぶ必要があるだろう。
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