総評
世界広しといえ今現時点(07年6月)で手のひらサイズで本格的?にXP/Vistaが動く、マシンとしては世界最小、最軽量です。表示能力も5inchの光沢液晶画面で明るくて見やすく、おじさんの目でも文字をクッキリと読むことができ、動作もこの大きさからは想像も出来ないくらいサクサク動作します。巷ではもうそろそろIntel Ultra Mobile Platform 2007のUMPCが出始める頃ですがOQOは別格です。持っている事に非常に満足感を覚えるマシンです。
質感、外観
手に取った時、手触り自体は合金のザラザラ感にズッシリとした重量感。約25mmの厚みの文庫本を一回り小さくしたサイズに500mlペットボトル1本が載っている感じと言えばイメージできるでしょうか。見た目のコンパクトさと重さ感のギャップがまず感動です。各部の仕上げも質感もよくチャチさは無いです。ただ残念なのはOQOのイメージと言えば前モデルの01シリーズの様なメタリックな感じなのと、もう少しコンパクトではありましたが、細かいバージョンアップされたスペック等を考えるとこの大きさで、黒の筐体もなかなかなもんです。
操作感
電源を入れるとOQOの画面が出てきてしばらくすると見覚えのあるWindowsXP(当方はTablet Edition)の画面になります起動時間もそんなに思っていたほど遅くなく動作(特に休止からの復帰等)は前モデルよりサクサク感はあります。スライドキーボード自体は初ではないのですが英語配列なのとOQO独自のギミックがありますのでまずはそれに慣れることが必要です。それからThinkpadを凌ぐトラックポイントの完成度には脱帽です。まぁ値段の差と言ってしまえばそうなんですがZERO3やEMONEみたいなキーボードとは比べ物にならない位しっかりとしたクリック感があり筐体の横幅が狭いおかげで親指が難なくキーボードの中央まで届き普段PDAユーザーなら違和感無く長文でも親指でパシパシテキストを打ち込む事が可能。ただ長時間両手でグリップしていると本体の重さがありますので、バランスなどではリナザウ等には負けますが重さの部分を抜かせば満足できると思います。暗い場所でのチョットした打ち込みでもキーボードバックライトがあるので非常に便利です。スライド部分等はしっかりとしていますが手荒に扱うと壊れるかもしれないですね。
液晶表示
画面の解像度は、800×480ドット、外部出力は1920×1200ドット。低い解像度を感じさせない色々とギミックがあり、画面表示サイズをキーボードの拡大、縮小ボタンで切り替えが可能。さらにディスプレー右下のスライドバー(感圧式か静電式か?)は狭い画面を縦横無尽に感覚的にスクロールできるので非常に便利です。擬似解像モードで変更する時にディスプレー上にどれ位の大きさになっているかとかが表示されるのでこれも便利です。光沢液晶ですが写りこみも少なく表示も非常に明るく普段は輝度調整を下から2番目位で使っておりますそれでも十分明るいし、とても視認性が良いです。また初めから保護フィルターも貼られているので気をつかう貼り付け作業からも開放されます。
タブレット機能
小生自身あまり必要としない機能なので詳しく触れないですが電磁誘導式なのでキャリブレートして色々操作するのですが画面が小さいこともあるのか思ったようにペンを使うことが出来ないです。電磁誘導だと筆圧が全く関係ないので文字を入力中、ペン先を離したと思っても連続して入力されてしまう(一筆書きっぽい)のがなかなか慣れないです。たまにPDA(感圧型)と勘違いしてよく手でポチッたりしています。(>_<) これが感圧式だったらなぁ〜などと思ってしまいます。それからデジタルペンの収納箇所が無いのも手伝ってか更にタブレット機能と疎遠になってしまいます。
バッテリーの持続性と無線LANについて
小生の場合、標準バッテリーを使用してEMONEをモデムにBlueTooth接続しネット巡回やBrog更新など連続作業をしてギリギリ2時間位でしょうか(画面輝度は一番最低、屋内では十分明るい)大容量バッテリーで4時間半位です。ただし無線LANですとこれよりも消耗は早いです。
01等はこの無線LANが弱く再起動時や切れたときに再接続できない事が多々ありましたがこのモデルは改善されているようです・・・・それでも弱い感じはしますけど。
メジャーなレビューで紹介されているOQOmodel2には無線LANのホイップアンテナが別仕様であるみたいですが標準でも付いていて欲しかったです。有線LANは別にアダプタケーブル(VGA出力他)を使用しますが本体にシッポが出てるみたいで使い勝手としては良くないですが緊急用としてはOKです。
騒音と発熱性について
友人のOQOmodel01+を以前使ったことがありますのでどの程度騒音と発熱があるのかは覚悟が出来ていましたがやはりこの筐体の大きさにこれだけの物を詰め込んでいるわけですから熱くならない訳がないです。ただOQOmodel01+に比べると多少は良くなっているというか熱くなり方が多少緩いカーブになったというか・・・・やはり連続で使用しているとやる作業にもよりますが熱くなりはじめ大容量バッテリーでも裏側まで熱くなります。体感温度的にホッカイロ状態になります。更に手のホールド部分にエアフローダクトがある為そこからの熱気が不快感を伴います。一応温度測定ソフトでCPU温度54度HDD温度44度ですがこれから夏場にかけては熱くて持てない程ではなくとも結構辛いものがあるかもしれません。(特に手に汗をかきやすい方には酷です。)冬は懐炉代わりに持って来いですがw・・・・f(-_-;)
騒音性については昔のグラフィックカードでnVidiaGeforceの通称ガスコンロ(別名ドライヤー)とまでは行かなくとも小さいドライヤー的な音(ヒューという)がします。冷却ファンは設定である程度調整出来ますがそれでも殆ど回りっぱなしなので会議中や図書館とかではちょっと使うのは気が引けます。
ACアダプターに関して発熱は少ないです。
ただ大きさ的にもう少し小さくして欲しいのと本体が高級過ぎると言うかACアダプタの分際でピアノ仕上げ状になっているので傷が付きそうで結構気を遣います。
また特殊な差込口(ipodに似ている)なので汎用性はゼロです。それからメガネケーブルがあまりにも長すぎです、ショートケーブルがオプションでありますが高すぎです。(どう見ても3000円以上はしない?300円位?)
予備バッテリーを持っている方は(本体装着とは別に充電が可能)充電アダプターも購入した方が便利です。
その他
最後にサポート等についてですが、小生もアメリカにいる知人を通し直接購入も考えましたがやはり海外製品という事でサポートが満足に受けられないのでは等、色々考えた末、少々高くともブルレーさんにて購入しました。実際、小生もたまたま購入時のOSが不安定になってしまい試しにXP-Pro日本語バージョンを入れ暫く使用しておりました。非常にサクサク安定動作してましたがやはりオリジナルのXP Tabletエディションに戻したくなりリカバリーするのですが標準では英語仕様のみで、そこに日本語MUIのセットが必要になり個人対応ではそれは無理なので(厳密には可能?)ブルレーさんに返送してリカバリー + 日本語MUIセット + 点検までしてもらって要した期間が2日と素早く対応してもらいこの手のマニアックな海外機種にありがちなサポート修理期間の長期化や自己解決一辺倒ではなく非常に安心感を覚えました。その後のオプション購入等も電話で相談しながら出来るのでブルレーさんの回し者ではありませんが小生のように海外製品に不安がある方にはお勧めです。
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