3月に公開されたWindows Vistaの最新アップデートService Pack 1。SP1になって何が変わったのか。Windows XPと比べてパフォーマンスはどうなのか。Windows XPユーザーも、Vistaユーザーも知っておきたいSP1アップグレードのための基礎知識を解説する。
マイクロソフトの「Windows Vista」の最新アップデート「Service Pack 1」が3月から提供されているが、PCメーカー各社からこのWindows Vista SP1を搭載したPCが相次いで発表されている。
Windows Vista SP1は、Windows Vistaのセキュリティアップデートなどを集めたものであり、パフォーマンスの向上なども図られているため、ユーザーにとっては是非ともインストールしておきたいもの。しかし、アップデート作業などを考えると、あらかじめプリインストールされたマシンの方が手軽だし、アップデート時の互換性の問題なども考慮しなくてすむため便利。
とはいえ、すでにWindows Vistaを利用しているユーザーよりも、まだWindows XPなどの旧OSを利用しているユーザーが多いのが現状だろう。特にWindows XP搭載PCを長く使っているユーザーであれば、是非ともこれを機会に買い換えを検討してほしい。
最近のPCのスペック向上はめざましい。ここ1年間を見ただけでも、Windows Vista登場時はシングルコアCPUに512MBメモリが一般的だったのだが、Windows Vista SP1搭載PCではデュアルコアCPU、2GBメモリというスペックが普通になっている。
これだけのスペックだと、PCでのいろいろな作業が軽快に動く。OfficeやInternet Explorerなどのアプリケーションを何個も起動できることも快適だが、特に恩恵を感じるのがデジタルメディアを扱う場合だ。
昨今のデジタルカメラの高解像度化で1つの画像ファイルのサイズは増加する一方だが、そうした画像も素早く開き、快適に閲覧・編集できる。最近はフルHD対応のビデオカメラも普及し始めているが、こうした大容量の動画ファイルも気軽に扱えるようになるのだ。
現在はすっかりテレビ内蔵のPCが一般化したが、これもPCのスペックが向上したことで、「テレビを見ながらPCで作業する」というながら作業がより快適にできるようになった、というのが大きい。しかも録画とテレビ視聴が同時にできたり、高解像度画像を編集する、といった作業にも十分耐えうるスペックだ。
今年は、ちょうどオリンピック イヤーであり、テレビを見ながら作業をしたいという要望は大きいだろう。しかも今回は時差の少ない北京での開催のため、就業時間中に競技が行われることになる。仕事時間中に録画しておいて、帰宅後にじっくり見てもいいし、仕事を持ち帰って作業をしながら視聴してもいいだろう。
同じようなことはWindows XP搭載PCでもできないことはない。しかし、Windows Vista SP1はWindows XPと比べて多くの点でパフォーマンスが向上している。マイクロソフトによれば、2005年のWindows XP搭載PCとWindows Vista SP1を比べたところ、スリープの移行・復帰では85〜95%、アプリケーション起動では80%、ファイル検索では99%、HDD間のコピーでは30〜35%、ファイル圧縮では25%、DVD-R書き込みでは30%と、いずれも大幅なパフォーマンス向上を実現していたという。
パフォーマンスだけでなく、Windows Vistaでは安定性も向上。Windows XPに比べてOSとしての安定性が改善されているだけでなく、Windows Vista SP1でもさらにクラッシュやハングアップの原因の多くを解消しており、Windows Vista SP1はまさに「落ちにくい」OSなのだ。仮に1つのアプリケーションがクラッシュしても、ほかのアプリケーションを巻き込まないようにもなっており、より安心して使える。テレビを見ていていいところでOSが落ちたり、録画が失敗する、といったことが減っているわけだ。
Windows Vista SP1搭載PCは、地上デジタルチューナーを搭載したモデルも充実している。もちろん、最新の技術へのサポートもされており、次世代のグラフィック技術やBlu-ray、ダビング10方式への対応など、より高画質な映像をPCで楽しめる環境が整ったとも言えよう。
こうしたWindows Vistaの特徴によって、ユーザーはより快適に、より安心して、より便利にPCを使いこなすことができる。今や、PCの用途は仕事やWebサイトの閲覧、メールのやりとりだけではない。最近は動画配信を利用したり、音楽を聴いたり、テレビを見たり、さらにそれを録画したりと、生活の多くの部分で活用されている。
しかも最近はPCをリビングにおいてテレビ代わりに使ったり、大画面テレビに接続して映像を見たりと、多くのシーンで使われるようになっている。Windows XPでも同じようなことはできたのだが、PCがスペックアップし、さらにそのスペックをフルに使いこなせるWindows Vista SP1との組み合わせによって、より実用的に、より快適になっているのだ。
夏に向けて、北京オリンピックをはじめテレビ番組の録画、デジカメやビデオでの撮影が増える。録画した番組、撮影した写真や動画など、PCで快適に編集するためにPCを新調してはいかがだろう。
Vistaへの乗り換えの架け橋となるか--Windows Vista SP1登場 P3
3月に公開されたWindows Vistaの最新アップデートService Pack 1。SP1になって何が変わったのか。Windows XPと比べてパフォーマンスはどうなのか。Windows XPユーザーも、Vistaユーザーも知っておきたいSP1アップグレードのための基礎知識を解説する。
パフォーマンスの向上やセキュリティアップデートが行われた、Windows Vista Service Pack 1。この夏モデルは、PCメーカー各社からWindows Vista SP1を搭載したPCが相次いで発表されている。人気急上昇中の一体型PCや最新AVノートPCなどを紹介する。
マイクロソフトの新OS「Windows Vista」が登場してから1年が経過した。昨年1月末に一般販売が始まって以来、着実にユーザー数を増やしてきたWindows Vistaだが、企業ユーザーを中心に、まだ移行していないユーザーも多いはずだ。




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