text by 南 謙治
KDDIが発表したau秋冬モデル。これはちょっと評価するのが難しい。先行発表した「INFOBAR2」に人気が集中しているように感じるからだ。
販売面でも「INFOBAR2」は好調。発売日に、機種変更版が売り切れたショップも多かった。そのため、ほかのモデルは「INFOBAR2」に比べると影が薄くなってしまっている。また、発表されたWIN端末は、「W56T」「W54S」「W54SA」「Woooケータイ W53H」「W55T」「W53K」。見て分かるようにカシオ、シャープ、パナソニックは新モデルが出てきていない。このようにメーカーが偏ったことも、「INFOBAR2」が目立つ要因のひとつになっているようにも思える。ちなみに、カシオはEXILIMケータイが、シャープはAQUOSケータイがいまだに順調だ。
4年の歳月を経て、大きく成長して現れたINFOBAR2
そんな「INFOBAR2」で、前モデルと大きく異なるのは最新の機能を盛り込んだこと。初代「INFOBAR」では、1世代前の基板をベースに開発を進めるなど制約も結構多かった。これにより、当時の最新機能を入れることができなかったのだ。「INFOBAR2」では、初代「INFOBAR」から4年の歳月を経て、初代「INFOBAR」ではできなかったデザインと機能の頂点を目指したモデルとなった。デザインから見ていくと、前モデルの直線的なスクウェアさから、飴が口の中で溶けて丸みを帯び始めたような形となった。液晶から数字キー、背面に至るまで、この美しい曲線で描かれている。そう、この曲面が手になじむ感触を作り出しているのだ。カラーバリエーションはSILVER、MIDORI、NISHIKIGOI、WARM GRAYの4色をラインナップ。マットな手触りのMIDORI以外は、滑らかな触り心地となっている。メニュー画面もシックながら外観のイメージを崩さない。このメニュー画面を表示するのが2.6インチ有機ELディスプレイだ。ワンセグも美しいまま再現できる。
auのラインアップは、このような有機ELを生かしたものとなっている。それが、「W56T」「W54S」「Woooケータイ W53H」。こちらは2.8インチ有機ELを搭載。なかなか伝えるのは難しいが、一度その画像を見れば、その高精細さに惹きこまれる。このほか、「W56T」「W54S」「W54SA」はKDDI統合プラットフォーム「KCP+」を搭載。「au one ガジェット」などの最新サービスに対応している。「INFOBAR2」以外も、ちょっと地味だが、着実に機能がアップしている。このような機能アップは、ユーザーになかなか伝わりにくそうなところがちょっと気になる。



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