text by 南 謙治
各社、一斉に冬モデルの発売を開始した。auは夏モデル15機種から冬モデルは8機種に、ソフトバンクモバイルは12機種から10機種に絞ったのに対して、NTTドコモは705iと905iをあわせた全23機種を発表した。各事業者はどのように冬商戦を戦っていくのだろうか。
毎回、個性的な端末で注目を集めるソフトバンクモバイル。今回も驚くような端末が登場した。それが「913SH G TYPE-CHAR」、人気アニメ「機動戦士ガンダム」の登場人物の中で、特に人気の高いシャア・アズナブルをモチーフとしたケータイだ。
しかも、そのシャアが載るモビルスーツの頭をデザインした充電ユニットを付属。しかも、人の頭ほどの大きさだ。この充電器は、ガンダムのプラモデルで知られるバンダイ製。企画から製品化までの間で、誰も止める人はいなかったのか、と思うほどインパクトがある端末となった。このほか、ハローキティやスヌーピーとのコラボレーションモデルが登場。キャラクターを押し出したモデルが注目を集めた。冬モデルの発表会でも、ソフトバンクモバイル 代表取締役社長兼CEOの孫正義氏がこのキャラクター戦略を今後も推し進めると言ったぐらい、力を入れている。
ボーダフォンからソフトバンクモバイルになって以降、料金プラン、端末大量投入、豊富なカラーバリエーションなど、よくも悪くも常に話題の中心にいる戦略をとってきた。今回も、これに漏れることなく日本中の注目を集めた。「913SH G TYPE-CHAR」は「FULLFACE 913SH」、スヌーピーケータイは「fanfun 815T」とともに夏モデルの派生版となっている。開発効率をアップさせながら、注目を集めるという図式だ。
その中での冬モデルのコンセプトとして掲げたのは「Premium」だ。一見、特殊な端末という意味にも見えるかもしれないが、そうではない。一般に受け入れられやすいベーシックな端末にこだわり、上質感を持たせたのだ。それが、発表会で孫正義社長が、自分で買うならこれ、といったTHE PREMIUMモデル「820SH」「821SH」。
人気キャラクターのモデルを目当てにケータイを買換えに行ったとしよう。しかし、一日中肌身離さず持っているのはいいが、通話やメール時には知らない人からも見られてしまう。実際に買うときにはためらう人が多いだろう。その横に、シンプルなデザインながらもステンレス素材で高級感を演出したケータイが並んでいる。
特殊なケータイで注目を集めながら、一般ユーザーに受け入れられやすい売れ筋モデルを用意する。これで販売を伸ばす戦略だと思われる。さすがに純増数1位を続けているソフトバンクモバイルだ。
代表取締役社長兼CEOの孫正義氏が直々にソフトバンクモバイルの冬モデルを発表




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