最終更新時刻:2009年11月26日(木) 20時40分
東芝

dynabook SS RX RX1/T7EG

PARX1T7ELAEV

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【主なスペック】
メモリ:
2MB
CPU:
インテルcore2duo プロセッサー超低電圧*版u7600
PC種別:
ノート
画面サイズ:
12.1型
最大解像度:
HDD:
128MB
ドライブ:
DVDスーパーマルチ
TVチューナー:
バッテリ駆動時間:
11時間(バッテリパック5800装着時)
外形寸法 (W×H×D):
283mm × 25.5mm × 215.8mm(突起部含まず)
重量:
1134g(バッテリパック5800装着時)
【発売日】
2008年 4月
【メーカーサイト】
LINK
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エディターズレビュー
[レビュー]東芝「dynabook SS RX」(後編)--リアルモバイル環境からストレスをなくす、1本芯が通った逸品

東芝の「dynabook SS RX」は、ビジネス向けとして理想的なスペックを持つ、超薄型ノートPCだ。後編の今回では、ワイヤレスWANにも対応し「モバイルの理想形」と表現される、このビジネスモバイルの通信機能に注目して、「リアルモバイル」の使用感をレビューしたい。

永島和夫   2008/07/07 11:00

ライター:永島和夫 編集:アクティフ

モバイルの通信環境も、いまはブロードバンドが必須

東芝「dynabook SS RX」

 東芝の薄型ノートPC、dynabook SS RX(以下、RX)の特長は、薄型であることや、SSD搭載モデルの軽量性・省電力性だけではない。3G搭載モデルが用意されることも、大きな特長となっている。これは、名前のとおり第三世代移動通信による通信機能が搭載されたモデルだ。

 3G搭載モデルの通信モジュールは、au携帯電話と契約して使用できる「KDDI CDMA 1X WIN通信モジュール」で、au携帯電話のエリア内ならどこでも使える。すでにauのモジュールを搭載しているパソコンもいくつかあり、実績という面でも安心だ。

 これまで、自分のノートPCの通信環境はPHSによるものがメインだったが、今回これを携帯電話に置き換えてみたところ、通信速度は格段に速くなった。「KDDI CDMA 1X WIN通信モジュール」の場合、スペック上ダウンロード方向で最大2.4Mbps、アップロード方向で最大144kbpsだ。実際通信してみると、個人のメール環境程度なら実際の使用感はPHSとあまり変わらないのだが、Webサイトの閲覧をはじめたとたん、通信速度の重要性を実感した。

 一般的にも、これまでノートPCの通信環境といえば、PHSによる通信が定番で、利用中のユーザーも多いはずだ。しかし、時代は変わり、最近では携帯電話による通信が注目される。その違いはなんといっても通信速度。RXに内蔵されるモジュールで体験できる下り最大2.4Mbpsのスピードは、まさに“ブロードバンド”である。

 また、外出先で使えるブロードバンドとしては公衆無線LANがあるが、どこでも利用できるという面では3GやPHSが圧倒的に優れている。公衆無線LANのエリアは「点」である。たとえば渋谷で利用しようとすれば地下鉄の駅やコーヒーチェーン店などが対応エリアだが、地下鉄の駅で長時間利用するのは現実的でないし、無線LAN装備の店が満席なら利用すらできない。また、公衆無線LANはいくつか事業者が分かれており、自分の契約では利用できなかったり、ローミング利用だと割り増しで費用が発生する。

 その点、3Gならエリアの範囲ならどこでも利用できる。公衆無線LANのエリアには絶対になりそうにない、隠れ家的な喫茶店や、公園のベンチでも利用できてしまう。

 また、時間を有効に使うという点では、電車の車内などでも通信ができるのは3Gの強みだ。特に長時間移動の新幹線の中で通信できるのは便利だし、いつもの山手線で座れれば、ちょっとした作業もできた。もちろんタクシーの中でも通信可能だ。

 なお、携帯電話だと通信費用が高いのではないかという心配も無用。最大でもひと月5,985円の定額でプロバイダを組み合わせて利用できる「WIN通信機能搭載PC定額」プランを利用すれば、通信費用を気にすることなく使えるのだ。

RXに内蔵の「KDDI CDMA 1X WIN通信モジュール」。定額で第三世代移動通信による通信機能を利用できる
ワイヤレスWANによる通信なら、公衆無線LANスポットの位置にしばられないので、カフェなどでいつでも自由に使えて便利だ
待ち合わせ場所や空港のラウンジなどでできる、ちょっとした空き時間を有効に使える

通信環境が内蔵だと、いつでもどこでもすぐに通信できる

 通信機能が内蔵になることで、今まで以上にスマートに通信ができる。数年前にノートPCに無線LAN機能が内蔵されはじめ、それまでの無線LANのためのカードの出っ張りから解消されたことと同じことが、外部との通信カードでも起こっているのだ。

 実際、使い始めてみると、何も余計なものがない快適さをすぐに感じることができた。通信カードの出っ張りはカバンへの出し入れで障害になるが、内蔵ならさっと出し入れできる。また、この内蔵モジュールでは、専用ユーティリティの操作も必要なく、ただ単にダイヤルアップで接続するだけで利用可能だ。

 内蔵アンテナの位置も最適化されている。RXは液晶ディスプレイの最上部にアンテナが仕込まれており、通信カードのアンテナよりも高い位置にある。電波状態がギリギリの場所で携帯電話を使うとき、テーブルに置いた状態より、少し高いところに置いておいたほうが電波状態が良くなることがある。これと同じ理屈で、3G搭載モデルなら、テーブルに置いた携帯電話よりもワンランク上の感度があるように感じた。

 通信中も出っ張りが増えることはない。いかにも“通信をやってます”という姿は、スマートに感じられない。外付けの機器をつないだり、アンテナが出っ張る姿は、使用しているユーザーが感じるよりも周囲の人に威圧感を与えるもののようで、友人にそれを指摘されてからはモバイル通信をするたびにまわりの視線が気になっていたのだが、RXならその点も安心だ。

 また、使ってみて気づいたのは、突起がないことで耐久性でも有利なこと。通信カードによる突起があれば、その分だけトラブルに合う可能性が高くなる。PCを落としたときなど、カードに力を加えれば、通信カードかノートPC内部のコネクタに損傷が及ぶ可能性もある。高耐久ノートPCに通信カードを挿入することは、まさに「頭かくして尻隠さず」。内蔵することで、通信カードが原因のトラブルも回避することができそうだ。

 ここまで見ると、操作性、通信の安定性、耐久性、すべてにおいて内蔵タイプが有利。内蔵だと加入手続きが面倒に思えるが、これも本体内のソフトウェアの操作でauに加入可能だ。いちいちauショップなどに本体を持って足を運ぶ必要はなかったので、使用開始がスムーズだった。

通信モジュール内蔵ででっぱりがないので、カバンへの出し入れもひっかかりを気にせずラクにできる
内蔵アンテナの位置は液晶ディスプレイの最上部。上部にあるので感度もいい
無線のオン・オフスイッチは右側面。切り換えやすい位置にある

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