
2005年6月、AppleがCPUアーキテクチャをPowerPCからIntelに「スイッチ」することを発表した際に、MicrosoftのMac関連製品を開発するMac BUは、Intel Macに対応したOfficeをリリースすることを明言した。これが実現された待望の新しいOfficeは、Windows版とも違う進化を遂げていた。
松村太郎 2008/04/11 18:18「シンプルにいこう」
これはOffice 2008 for macのキャッチフレーズである。エレメンツギャラリーという新しいインターフェース、洗練されたグラフィクスエンジン、そしてデザインされたテンプレートを用意するなど、簡単な操作を追求している点で、このキャッチフレーズはとても共感できる。
しかしWordのノート機能やSmartArtグラフィックスなど、使い方の工夫で非常に効率が上がったり、効率とは違うクリエイティブな価値を生み出したりする母体としてのポテンシャルもまた、非常に高いモノであることは、すぐに体験できることだ。
Appleが送り出しているiLifeやiWorkは簡単な作業で美しいモノをアウトプットできるお膳立てをして、創意工夫というクリエイティビティを引き出そうという思想が見て取れる。今回のOffice 2008 for macでは、その創意工夫を引き出すソフトウェアデザインを、ビジネスの現場に持ち込もうとし、それに成功している。
Windowsからスイッチしたユーザーも、今までの経験で簡単に使うことができる上で、そのクリエイティビティが引き出されるMacらしさを体験するにはぴったりな、そして非常に導入しやすいソフトウェアである。
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