
業界最薄をうたうノートブックコンピュータ、MacBook Air。その息を呑むようなデザインのすばらしさとHDDを搭載したモデルのレビューを前回お届けしたが、もう1つSSDというチョイスもできる。
松村太郎 2008/03/21 23:01SSDは、磁気ディスクの代わりに半導体のメモリを使う。ファイルの読み込み時間や消費電力などの点でSSDはHDDを上回る数値ををたたき出す。OSの起動も40秒前後とHDDのそれより早く、またHDDが回る音もしない。もちろんMacBook Airを冷やすファンの音はHDDモデルと同様に出るが、SSDモデルには常に音が鳴り続けるモーター音がないのだ。
動作音がないという点でのエレガントさはSSDモデルが勝る。しかしSSDモデルが持つそれ以上のメリットは、HDDのようにパーツが可動しない、という点だ。可動部分が故障しやすいのは多くの工業製品と同じことだが、気軽に持ち運ぶモバイルマシンにとってはその有利さは倍増する。
現在のコンピュータの記憶装置として主流になっているHDDはディスクをモーターで高速に回転させている上、磁気ヘッドをディスクに限りなく近づけてデータを読み書きする。稼働するディスクの近くでヘッドを稼働させるのだ。そのため振動に弱く、MacBook Airを含めてAppleのノートブックコンピュータには落下や傾きを検知してHDDを止めるモーションセンサーが内蔵されているほど、神経質なモノなのだ。
モバイルコンピュータとしての信頼性を高める、可搬性に対応する点、壊れにくい点、高速な点などのメリットがあるSSDモデルの利点はわかった。しかしここに先ほど述べた価格差が評価できるかどうか。これは使う前のユーザーにとっては、やはり判断がつかないかもしれない。
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