
ノートパソコンの定番「ThinkPad」。ファンは多いものの、地味な雰囲気に加えて重さや駆動時間などスペック面だけを見ると、一時ほどの勢いを失っていたように思う。そこに登場したのが、巻き返しを狙う革新的な一台、ThinkPad X300だ。
永島和夫 2008/03/10 20:28スペック表には大きく書いていないが、長年にわたりThinkPadを使ってきたユーザーからすると、大きく2つ復活した装備がある。
まずひとつは、トラックポイントのクリックボタンに赤と青のラインを復活させたこと。これにより、ボタンの視認性が以前に戻っている。
さらに、デザインで復活したのはパームレストのピーチスキン塗装である。Xシリーズでは20番台まで装備していたが、X30からは無塗装のプラスチック地がむき出しのものになっていた。無塗装は塗装ハゲの心配がなくいい面もあったが、ピーチスキン塗装のあの手触りにはファンも多く、今回の復活を喜ぶ人も多いに違いない。
また、同様の塗装は天板にも施されている。画面を開閉するときに、パームレストだけでなく、外装にもしっとりとした手触りを感じることができる。
塗装といえば、通常、バッテリーなどのパーツは無塗装だったThinkPadだが、X300はすべて表面が塗装仕上げとなった。MacBookには及ばないが、裏面のデザインにも気を配った点が評価できる。
従来モデルはつや消しのメタル地仕上げだったヒンジもX300は黒の塗装となった。塗装といえば、ヒートシンクのフィンについても、外から見える部分は黒く塗ってある。排気部分に銀色や銅色が見えているなんてこともなくなっている。

