[レビュー]カナル型ヘッドホンはここまで進化した--オーディオテクニカ「ATH-CK10」

堀江大輔(D☆FUNK)2008年01月07日 19時00分
オーディオテクニカ
内容:普及クラスからハイエンドまで幅広くヘッドフォンを取り揃えるオーディオテクニカから、高級タイプの市場を牽引する最上位モデル「ATH-CK10」が登場した。2つのドライバーを搭載し、解像感に優れるサウンドを持ちながらコンパクトサイズを実現。カナル型ヘッドホンの究極の形に迫る。

カナル型ヘッドホンの最上位モデル「CK10」

 2007年に創立45周年を迎えたオーディオテクニカ。元々は世界シェアの半分を占める、アナログレコードのカートリッジメーカーだったが、74年に参入したヘッドホン市場で大成功。

 現在は、手軽なインナーイヤー型から、高級な密閉型ヘッドホンまで、幅広いラインナップを誇る国内有数のメーカーとなった。いまや、多くの家電量販店で、同社製のヘッドホンやAVアクセサリーを目にすることができる。

 さて、今回紹介するのは、そのオーディオテクニカから登場したカナル型ヘッドホンの最上位モデル「ATH-CK10」だ。高級カナル型ヘッドホンとしては、06年にも「ATH-CK9」という商品を発売したており、ATH-CK10はその上位機という位置づけ。

 バランスド・アーマチュアドライバー方式という、ダイアフラムを小さなピンで振動させる構造を採用。可動域の質量がとても軽く、音声信号の変化に瞬時に反応できる。そのため、小型化が容易で、高出力、高域の再現性に優れ、繊細さと迫力を両立できるのが特徴だ。

 弟機のATH-CK9はシングルドライバーだが、ATH-CK10は、低域・中高域用の2つのバランスド・アーマチュア・ドライバーを搭載している。2つのドライバーを用いることで大型化されそうだが、ハウジング部などの小型化を図ることで、サイズ自体はATH-CK9よりコンパクトになっている。

  • 化粧ポーチのようなデザインの付属のキャリングケース

  • ファスナーを閉めたところ。丸い手のひらサイズだ

  • 中にはメッシュのポケットが付いている

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