
アイ・オー・データ機器の「挑戦者」ブランドから発売されている自作NASキット「LAN Tank(SOTO-HDLWU)」。NASという単語からは、企業やSOHOなどでファイル共有をするための外部ストレージをイメージするが、LAN Tankは企業向けではなく、家庭でファイルを共有し、活用することを目的として開発されたNASキットだ。今回は、このLAN Tankの組み立てから活用方法までを紹介しよう。
日向愛佳 2005/08/15 00:00一般的に、低価格のNASはネットワークに接続してWebブラウザでセットアップするだけですぐにファイル共有が可能という簡単さが売りだ。実際、アイ・オー・データ機器からも「LANDISK」という商品名でLANに接続するだけですぐにファイル共有が可能な製品が発売されている。
ところが、今回の「LAN Tank」は設定が簡単などころか、HDDさえ搭載しておらず、HDDの組み込みからOSのインストール、各種設定までをユーザーが行わなければならない。それは、製品のサポートを最低限に抑える代わりに、低価格で高機能の製品を提供するというコンセプトによるものだ。そのため、LAN Tankは通常のアイ・オー・データ機器としての製品ではなく、パワーユーザー向けブランド「挑戦者」からの発売となっている。
LAN Tankは前述の通り、HDDの組み込みやOSのインストール、ソフトウェアの設定等が必要なため、PCを自分で組み立てられる程度のスキルが必要だ。なお、OSにはSH-4用に移植された「Debian GNU/Linux」を採用しているので、Linuxに詳しいユーザーならばカスタマイズも可能だ。
LAN Tankの梱包を解いてまず驚くのが、説明書が入っていない点だ。説明書が入っていないというとTU-KAの携帯電話「ツーカーS」を思い浮かべるが、ツーカーSのように簡単すぎて説明書が要らないという意味ではなく、どちらかというと初心者お断りといったイメージだ。さすがに「挑戦者」のブランド名は伊達じゃない。
なお、説明書の代わりにA5版サイズのプリントが1枚入っているが、これは初期不良の際の対応が書かれているのみで、組み立てや使用方法に関しては一切記載がない。
とはいえ安心してほしい。実は、説明書は挑戦者のWebサイトに掲載されているため、Webサイトを見ながら組み立てるか、あらかじめ印刷しておくかすれば、組み立て順やOSのインストールで迷うことはないだろう。ちなみに、LAN Tankをはじめとした、挑戦者ブランドの製品は基本的にノンサポートだ。とはいえ、もちろん製品の初期不良の交換には対応している。この商品のノンサポートとは、組み立てや使い方、分からない点への質問等には一切サポートをしないという意味で、この点はPCを自作する場合と同様と考えればいいだろう。




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