
第三世代ケータイのインフラが安定的に張り巡らされ、日本全国どこでも快適なデータ通信が行える環境になりつつある。一方でケータイ端末は、依然として電話らしいデザインを止めていて、よりネットを活用しやすい端末が求められる。そこへの1つの答えが、このインターネットマシンなのだ。
松村太郎 2008/05/09 21:25さて、このケータイの特徴の1つは前述の大きなディスプレイだったが、もう1つはキーボードだ。ソフトバンクが用意しているスマートフォンのXシリーズの型番を持っていない、通常のケータイの型番でありながら、922SHにはフルキーボードが用意されている。
ケータイがこれまでテンキーによる文字入力にこだわり続けているメリットを挙げるとすれば、完全に片手で操作できる点だ。僕もそうだけれど、2タッチ入力(ポケベル打ち)のユーザーは、両手でテンキーから入力するユーザーも見られるが、基本的には片手で操作が完結する点は、いつでもどこでも利用するケータイにとって有利なポイントだった。
一方フルキーボードは、両手で握れば高速な入力が可能になるが、片手では非常に不便が生じる。922SHでも、文字入力の際は片手ではなく両手での入力をすべきだ。しかし、 このキーボードがまた、工夫に工夫を重ねられたレイアウトになっているのだ。
通常のフルキーボード端末は、パソコンを含め、矢印キーは右手前に配置されることが多い。またタッチパネルディスプレイを採用して、特に決定キーやカーソルキーがなくても操作できるようにしている端末も多い。
しかし922SHはケータイなのだ。十字キーと決定キーによるオペレーションを基本としており、タッチパネルの採用もない。だからこそ、右奥のヒンジに近い部分に、十時キーと決定キー、ソフトキーといった、ケータイのオペレーションに欠かせないキー群をまとめているのだ。
これによって、右手でヒンジ部分をグリップすれば、すんなりと右手の親指だけで、メニュー操作やメールやウェブの閲覧といったケータイらしい作業をこなすことができる。片手のみでのオペレーションを実現する、これはフルキーボード搭載端末の中での快挙と言って過言ではない。
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