
2006年1月。カメラ業界を驚くべきニュースが駆け巡った。コニカミノルタのカメラ事業撤退のニュースである。永年にわたり優れたカメラを世に送り出して来たメ−カーの決断は、現在のデジタルカメラの目まぐるしいまでの進化と移り変わりによる時代の流れに翻弄された結果と言える。だがあえてその激流に乗らんとする者もいる。世界的に大きな影響力を持つブランド「SONY」である。その「SONY」が「α」という資産を引き継ぎ、遂に一眼レフデジカメを戦力に投入してきた。それが「SONY DSLR-A100」“SONY α100”である。
礒村浩一 2006/09/28 19:50コニカミノルタのカメラ事業撤退により惜しまれながら姿を消した「α」シリーズ。その「α」がSONYブランドとして復活した。その第一号機となるカメラが「α100」である。驚くのはその早期復活の事実だ。コニカミノルタの撤退から約2カ月での発表である。この早期復活には正直驚いたものだ。つまりそれだけSONYは一眼レフデジカメの市場を重要視しているということになる。ではそのSONYが送り出してきた新「α」とはどのようなカメラなのであろうか。
まず手にして思う事はやはり「α」であるということ。そのボディサイズと形状は「αスイート」と酷似している。グリップを握りファインダーを覗いた感じも、ズームレンズの操作感や全体の質感もやはり「αスイート」のそれに近い。もちろん細かなレイアウトやデザインなどは変更されている。全体のシルエットは若干では有るが丸みを帯び優しいイメージとなっている。グリップの形状も丸みを帯びることで小さな女性にもフォールドしやすくなっているようだ。ファインダーを覗きシャッターを切ったときの「パカン」という軽いミラー音。これも「αスイート」のままだ。したがってSONY初の「α」はエントリー機であるということがわかる。

