
12倍光学ズームを誇るパナソニックのデジカメLUMIX「FZシリーズ」に新機種「DMC-FZ7」が追加された。600万画素CCDを搭載、ISO感度の高感度化にも対応したモデルである。常に進化を続ける「FZシリーズ」が目指すカメラの形とは何か。最新形態である「DMC-FZ7」で撮影することによりその意思を探ってみた。
礒村浩一 2006/03/08 22:53この「DMC-FZ7」を手にしてまず驚いたのはその軽量コンパクトなサイズだ。一見すると一眼レフデジカメを彷彿とさせるその形状だが、実際はコンパクトデジカメのまま一眼タイプに進化したものだと言える。だが、その無駄のないダイヤル、ボタン類のレイアウトにより、操作性は一眼レフデジカメにも劣ら%A一眼レフデジカメにも劣らない。またジョイスティックの採用によりメニュー操作も直感的に行うことができる。ただし露出補正の操作は従来通りに十時ボタンでの操作になる。これもジョイスティックで行えた方がより直感的な操作になると思う。
また「DMC-FZ7」には2.5型11.4万画素の液晶モニターが搭載された。明るく見やすい大型モニターは、未だ小さなモニターのプロ機を使用している私にも羨ましい限りだ。
ただカメラ全体の質感はプラスチック感が強く、高級感にはほど遠い。軽量化のためだと思われるがもう少し触感を良くして欲しいところだ。
LUMIX「FZシリーズ」に共通した特徴として挙げられ、その最大の魅力とも言える機能が「12倍光学ズーム」だ。実に35mm判換算で36〜432mm相当(実焦点距離6〜72mm)/F2.8の高倍率と明るさを誇る。400mm以上相当の望遠レンズと言えば、主にスポーツ撮影や野生動物の撮影、演劇やコンサート等の舞台撮影などに使用される。より遠くの物をより大きく写す、それは撮影者の常なる願いと言ってもよい。だが超望遠レンズ、特にレンズ開放値F2.8クラスのものとなるとその大きさも重さも、そして価格も「超」がつくものとなる。だがこの「DMC-FZ7」では、そのボディと一体化した高倍率ズームレンズがいとも簡単に超望遠の世界に導いてくれるのだ。
この高い望遠能力を持った高倍率ズームレンズは、実際の撮影においてその戦闘能力を存分に発揮する。そのレンズを構成しているのは描写力にも定評のある「LEICA DC VARIO-ELMARITレンズ」だ。そしてもう一つ、大きなサポートとなっているのがパナソニックお得意の光学式手ブレ補正機能である。いまや当たり前のようにほとんどのパナソニックのデジカメに搭載されている手ブレ補正機能だが、この「DMC-FZ7」のような超望遠レンズでの撮影にこそ必要であり効果的だと言えるだろう。このような高い能力がこのコンパクトなボディに積込まれているのであるから驚きだ。



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